2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥-2~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
脚の太さは無事に1.3倍から元に戻り、ようやく普通にジョグができるようになりました\(^o^)/
平成のうちに終わらせるべくラストスパートです\(^o^)/
チャレ富士レポ前回まで↓
レポ⑥-2~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
足和田出張所を出発、しばらくすると河口湖に。
見晴らしは良い。西湖の時とは違い、10メートルくらい前を先行するランナーの方が2名いる\(^o^)/しかも同時刻スタートの4LAKES白ゼッケンの方なので、ペースも同じく@6:00ほど\(^o^)/
自分の走りに集中しつつ、付かず離れずで走る。
走る。
集中が切れると@6:00をオーバーする。
フォームチェック。
やや猫背になって呼吸が浅くなって骨盤が後傾している。走りながら肩甲骨周りのストレッチ、少し呼吸が楽になったけど、深く息を吸い込むとさっき強打した左胸が痛む(T_T)仕方がないので呼吸を速めに2回吸って・吐いてみると、悪くなさそう。軽く胸を張って上半身を使ってリズム良く走ると骨盤が前傾してまたペースが@6:00に戻る。
途中先行するランナーの2名の内、1名がペースダウンしてこぼれてきたのでパス。1名は変わらず@6:00前後を維持しているので、少し離れた距離を保ってついていく\(^o^)/ステルスストーキングの匠の技
そして第27エイド(河口湖遊園駐車場)、おかゆが振舞われる通称「キューピーエイド」に到着。
画像は公式サイトから拝借
しかしおかゆを食べる余裕がない。食い気より水。おかゆに目もくれず被り水(T_T)。頭、顔、そして体にかける。体にかける際に手元が狂ってシューズにかけてしまう。以前どこかでシューズが水に濡れるとマメができやすいと読んだことが記憶の片隅に残っていて、「あ、やらかしたか?」と不安になるが、もう残り10km弱だしやってしまったものは仕方がないと給水ポイントへ。※レース後これが原因か分かりませんが今まで見たことがない大きさのマメが左右にできていました(;´Д`)
少し前のエイドから常にクエン酸も用意されていたので、クエン酸とコーラを1杯ずついただく。※チャレンジ富士五湖のエイドは充実していないというレポが以前は多かったみたいですが、その意見を踏まえた上なのか今年は色々充実していたみたいです。それでも時間帯が遅くなると給食切れもあったみたいです。後半は全く給食に手を付ける余裕がなかったのが悔やまれます\(^o^)/
コーラでカフェイン注入。テンションを無理やり上げて、エイドを出発。苦しいけどステラステーションまでこのペースを維持する。
ようやく河口湖終了。そして市街地へ。
90km通過タイム 8:39:30 サブ10ペース比 20分30秒の貯金
往路で4連続ストップした信号地帯。今度はゆるやかな登り坂。普段なら本当になんてことはないゆるやかさだが、90km近く走った後ではこのわずかな傾斜が本当にきつい(T_T)。
沿道の方の応援に応える余裕もない\(^o^)/すみません。この時の私は、サバンナを歩いていれば、ハイエナが後ろから付かず離れずの距離を保ったまま付いてきて、ハゲタカが上空を旋回するくらい死臭を漂わせていたと思う。
それくらい疲労困憊だった。
そして往路と同じく、復路でも赤信号で捕まる\(^o^)/
どうやらこの市街地では赤信号で捕まるのは避けられないらしい。遠目で信号状況を確認し、赤信号で立ち止まることになりそうなタイミングなら歩きも交えて少しでも走らなくて済むように調整。少しでも走る距離を減らす。
結局3回くらい赤信号で捕まりながらようやく信号地帯を抜ける。いつの間にか周囲には白ゼッケンの集団ができていた。おそらく10人前後はいただろう。この時間帯にここを走っているということはみんなサブ10を視野に入れている筈。
この集団から離されないようにしよう、と黙々と集団の中で走っていると、右斜め前を走っていたランナーが歩道のわずかな段差に足を取られて転倒した。
咄嗟のことに「あ!」としか声を出せずにいると、後ろから「大丈夫ですか?!」との声に、即座に大丈夫ではないはずなのに、元気そうな声で「大丈夫です!」と返答する声が聞こえてきた。
みんな限界に近いぎりぎりの所で走っているだろうに、咄嗟の状況でも相手を気遣えるのは素直に凄い。レース中、同じ状況で私は同じ行動を取れるだろうかと考えることも多かった。
疲労は確実に蓄積している。だけど集団の中で引っ張ってもらう形で何とかペースを維持したまま、ついにラスボスの激坂直前のエイド「ステラステーション」に到着。
残り約5km。
疲労困憊。
ステラステーションに辿りつくことしか考えていなかったので、ラスボス攻略をどうするか、この時点ではノープラン\(^o^)/
次回更新
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑦~今に集中せよ\(^o^)/~ゴールまで
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥-1~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
チャレ富士レポ前回まで↓
レポ⑥-1~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
周囲に人はいない、ここにきての単独走\(^o^)/
次の5km、次のエイドというスモールゴールは現在の疲労度では少しきつい。
どうする?
終盤に万策尽きたら、できるか分からないけど、やってみようと考えていたことがあった。
それは
意図的にゾーンに入ること。
練習でできないことが本番でできるか\(^o^)/という点は置いておいて、じゃあ、どうやって入るかというと、そもそもスポーツでゾーンと呼ばれているものは、もともとは心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱された「フロー 」という状態を言うそうです。
そして「フロー」に入るためのざっくりとした条件は以下の3つ。
①挑戦と技能のバランスが取れていること
②明確な目標を設定すること
③迅速なフィードバックをすること
※①については挑戦と技能のバランスが取れていて、なおかつ、少し難しいレベルが望ましいようです。
できるかどうかは問題ではない、手段は選んでいられない。
しばらくは単独走になってしまうけど、逆にこの広い平坦な道路で自分の走りに集中できる。ピンチはチャンスだ。
まずは①挑戦と技能のバランスが取れていること
自分の技能について確認。走りの本質は振り子の運動。でも実際の走りになると人間の反応速度の関係で伸張反射を生かす自分だけの感覚が必要。私の場合は腕振りと骨盤の使い方はボクシングのショートアッパーの意識で燕返し\(^o^)/、脚の捌きはウルトラ用の足の踵を持ち上げつつ膝蹴りの意識。
これを走りながら、それぞれ分解して左右それぞれでチェック、ズレを修正、統合してみた結果、6:00/kmのスピードは何とか出そう。
⇒①挑戦と技能のバランスが取れていることはOK。
次に、②明確な目標を設定すること
中期目標の次のエイド等のスモールゴールのことさえ考えず、超短期、今、この瞬間の呼吸やリズムと、リラックスした状態での自分の走りにだけ集中すれば良い。
⇒②明確な目標を設定することもOK。
最後に、③迅速なフィードバックをすること
シンプルに時々タイムが極端に6:00/kmを下回っていないかチェックしよう。そこで下回っていたらフォームチェック、および状況に応じて目標設定を変更。
③迅速なフィードバックをすることもOK。
これを繰り返して、次のエイドにたどり着いたらそこで少し休憩して、また走り出してを繰り返して、最後の激坂の起点にあるエイド「ステラステーション」まで行こう。
70km過ぎに未知の距離での苦しさを経験して、それがゴールまで続くことに怯えて心が折れかけた時は、フローに入るための条件から程遠かった。
未来に怯えて、過去を嘆いて、サブ10に執着しようとして、苦しさを嫌悪して。
ただ現在の状態を受け入れて、今できることにただ集中して、ベストを尽くせば良かっただけなのに。
勝手に自滅しようとしていたんだから、初ウルトラの洗礼というよりも、豆腐メンタルだよなーと自嘲。
自嘲して、今後に生かそうと反省して、後は自分の走りに集中。
今、この瞬間に集中。
過去に数回だけ経験したどこまでも走っていけそうな感覚ではないけれども、少なくともあれこれ考えていたさっきまでよりは、苦しさは軽減したような気がした\(^o^)/苦しいことは苦しい。
西湖を黙々と走る。
黙々と走る。
通称「うねうね区間」も黙々と走る。
走る。
走る。
ようやく復路の足和田出張所に到着\(^o^)/
まずは被り水。
頭から勢いよくかける。
次に顔にも勢いよくかける。
少し迷って、体にも勢いよくかけた。
なりふり構っていられない。とにかく気分転換。
スポドリをがぶ飲みして次のエイドへ。
次回更新予定
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥-2~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑤~気合いを注入せよ\(^o^)/~80kmまで
チャレ富士レポ前回まで↓
レポ⑤~気合いを注入せよ\(^o^)/~80kmまで
足和田出張所でドロップバッグを受け取る。
気分転換に制汗シートで顔と腕、脚の汗を拭きとり、日焼け止めをざっと塗り直す。それからアミノバイタル、胃薬、ビタミン剤、L-グルタミン、カステラ等をスポドリで流し込む。
足の状態を確認。左スネは走っていて違和感はなくなったけど触診してみるとやっぱり少し違和感がある\(^o^)/他の個所は問題なさそう。最後まで持ってくれよーと願いながら気になる個所を軽くストレッチ。
「桔梗屋祭り」という魅かれるネーミングのエイドが数メートル先で用意されていたけど、時間が惜しいので、ドロップバッグを預けて、即出発。余裕があれば復路で食べる予定\(^o^)/
エイドには結局トータルで10分弱くらい滞在していた。
出発して即、激坂\(^o^)/
激坂だけど走れなくはないという斜度、無理のない範囲で登っていると前方から
気合いだー!気合いだー!気合いだー!
と聞こえてくる。
見上げると、ヘアピンカーブの内側で最も斜度がきつくなる場所でアニマル浜口みたいなゴリマッチョのおじさんが通過するランナー全員に
気合いだー!気合いだー!気合いだー!
と、ひたすら檄を飛ばしていた\(^o^)/
冗談のような本当の話でひたすら檄を飛ばしていたのだ。
勿論、私が前方を通過する際も「気合いだー!」と激を飛ばしてもらったので「ありがとうございます!」と応えながら前方を通過。
通過した後、並走していたランナーの方から「凄いですね(笑)」と話しかけられた。「そうですね(笑)本当に気合いを入れて頑張ろうと思えますよね(笑)」と返答して先へ進んだ。
振り返ってみて分かる。
おじさんは必死に激を飛ばしてくれていた。
「この先に待ち構えているいかなる苦難にも負けるなよ」と。
坂をクリアし3つ目の西湖に到着。湖畔の周りを走り60km地点通過。
60km通過タイム 5:39:02 サブ10ペース比 20分58秒の貯金
練習で走り続けたことがある距離は60kmまで。ここから先は未知の距離に突入。
残り40km弱。フル1本弱。約20分の貯金。まだ余裕はある。
そして「野鳥の森公園」エイドに到着。「吉田のうどん」が給食で振舞われる名物エイド。
しかし やまだ 吉田のうどんを見送る
(c)アカギ/福本伸行
直前でジェルを摂取して給水だけ済ませて、ここもエイド5秒!で先へ進む。何があるか分からない。また復路で戻ってくる。そこで余裕があったら食べれば良い。
そして4つ目の湖・精進湖に向かう国道139号線は、狭い歩道を往路と復路のランナーがすれ違いながら走らなければならない。
加えて、左側通行なので、往路は木の枝、復路はガードレールに設置された反射灯が邪魔になるので注意が必要。途中、意外に大きい木の枝に足を取られて転倒しかけて焦る\(^o^)/他にも木の枝で切り傷を作る方もいるみたい。
微妙なアップダウンが続く上に、追い抜きがなかなかできずに自分のペースで走れないために距離は長くないけど地味に体力を削られる。
登りきった所には狭い歩道に設置された小さなエイド「赤池大橋先待避所」があり、コーラを頂く。
その際にボランティアのお姉さんに「頑張ってください!」と励まされ、「ありがとうございます!」と返答したのが、このレース中に元気に受け答えできた最後の会話\(^o^)/
その後、やはり狭い歩道を復路のランナーと道を譲りあいながら下ると、4つ目の湖・精進湖に到着。一番小さい湖。ここをぐるっと回って4LAKESのランナーはまた国道139号線で西湖に戻ることになる。
精進湖を回る途中で70km地点通過。
70km通過タイム 6時間37分36秒 サブ10ペース比 22分24秒の貯金。
歩きを交えてもこれ以上の距離を一度に移動したことはない、更に未知の距離に突入。
あとは残り30km。何度も走ってきた距離。
しかし、ここから急に6:00/kmのペースを維持するのがきつくなってくる。気を抜くと6:00/kmを下回ってくる。
心肺が終わったわけでもなく、故障系の痛みがあるわけでもなく、ハンガーノックになったわけでもない。
きつい。
ただただきつい。
貯金は22分位あるし、少しくらいならペースを落としたり歩いても良いんじゃないか?
少し考える。
いや、それはできない。
95km地点から富士北麓公園に向けて登る約3kmの激坂。
もし万が一、全部歩きで13分/kmかかった場合、6分/kmベースで作り出した貯金の22分は、たった3kmで殆どすべてを失う\(^o^)/
え?
22分の貯金なんて、あってないようなもの?
サブ10を達成するために、万が一を考えて、少なくとも激坂の起点にあるエイド「ステラステーション」まで歩くわけにはいかないし、できれば@6:00を維持し続けなければならない?
となるとあと3時間弱この苦しみが続くの?
ずっと?
きつすぎないか?
まずい思考の流れ。
意志力や判断力が低い所に流れ出す。
それでも何とか@6:00を維持しながら精進湖を一周し、西湖へ向けて、さっきは下ってきた国道139号線を今度は登る。
見上げると先行するランナーがはるか上を登っている姿が見える。あんなところまで登るのかと心が折れかける。
あとで振り返るとたった高低差100メートルの坂。
だけどこの時は疲労と周囲のスケールの大きさから、この登り坂が延々と続くような錯覚を覚えるほどだった。
今回チャレ富士でサブ9を達成した方もこの登りを中ボス扱いするくらい、中盤でランナーの心をへし折る何かを持っている坂のようだ。
それでも、狭い歩道を向いから走ってくる往路のランナーの方々とぶつからないようにガードレール側に寄りながら黙々と登る。
往路は枝に注意が必要だったけど、復路はガードレールに設置された反射灯にも注意が必要だ。
登っていたら突然、左胸に強い衝撃。
ガードレール側に設置された黄色の反射灯に思いっきりぶつかったみたい\(^o^)/。
???
反射灯が微妙に歩道側に出っ張っていた?それとも自分がふらついた?往路側のランナーをよけようとした?分からない。そのまま走り続けているけど、左胸が痛い。
後ろを走るランナーの方が「ここ、ぶつかりますよねー」と声をかけてきてくれた。私は混乱した頭で「しんどくてふらついてぶつかったかもしれません」と返答したような気がする。泣き言を言って相手を引かせてしまったかも。
どうも良くない流れ。
つらい。
もう70kmを越えて、6時間半近く走っているんだよ?おかしくないか?
というかそもそも何でサブ10を目指しているんだっけ?
ウルトラは長すぎる。
誰だよ走るって言ったのは(自分)、
好んで走る人は変態だな(誉め言葉)
走る理由だとか、走らない理由だとか、そんな言葉には興味ないぜと思われるような、自分の生い立ちまで含めて、どうでも良いぜそんな事柄も含めて、ぐるぐるぐるぐるぐる考える。
個人的に反省すべき点は多々あるし、次回に活かさなければいけないものの、今回切れそうなメンタルをギリギリのところでサブ10へ繋ぎとめてくれたのは、はてブロだった\(^o^)/
精神論だけでは継続して勝てないのであまり勝負事であてにするべきではないけど、でもやっぱり土壇場で踏みとどまるエネルギーになる。
ちょびさんやkojiさんは、私がサブ10を達成する速報を待つと言ってくれた。待たせられない。
それに今まで私のブログを読んでくださっている方、そして色んな環境や状況の中でも目標を達成しようと頑張っている方に、こんな故障してばかりのポンコツでも色々試行錯誤し続ければ目標は達成できると伝えたい。
そう考えた時に、もう少し頑張ってみるかとぎりぎりの所で踏みとどまれた。
コミュ障で色々ひねくれているので、今までろくに絡んでこなかったんですが、ランナー兼ブロガーの人って良い人ばかりだなー、はてブロって良いシステムだよなーと内心思っていたので、不定期更新にする前に良い機会なので感謝しておきます\(^o^)/。ありがとうございます!
気合いだーを連呼してくれていたおじさんにも感謝\(^o^)/
さあ、気合いを、入れろ。
そこからは下りにさしかかったこともあり、激沈上等でなんとか@6:00を維持しつつ、状況を見て前のランナーをパスしたりしながら、再度「野鳥の森公園」エイドに到着。「吉田のうどん」を食べる気力もなく、スポドリだけ飲んですぐに次のエイドへ向けて出発。
先行するランナーに何とか食らいつく。ぎりぎりのところで@6:00を維持。次のエイドまで食らいつく。それだけを考えて先行するランナーに少し離れてついていく\(^o^)/高度なステルスストーキング
次のエイド「西湖公民館」にようやく到着。
80km通過タイム 7時間37分47秒 サブ10ペース比 22分13秒の貯金。
なんとか下り基調ということもあり@6:00は維持しているけどつらい。さっきぶつけた左胸も痛い。
とにかく気分転換をしたかった。エイドの入り口にかぶり水ができるところがあって、ランナーの方々がこぞって頭から水をかけていた。今までかぶり水なんてしたことはなかったけど、何でも良かった、気分転換ができれば。
空いてる柄杓に水を汲み、頭からかぶる。冷たくて一気に目が覚めた。これ良い\(^o^)/。
スポドリを飲んで、次のエイドに向けて出発。
すぐ西湖が見えてきた。
さっきみたいに先行するランナーに次のエイドまで引っ張ってもらえば。
見晴らしが良い。
先行するランナー、
近くにいない\(^o^)/オワタ
ここにきてまさかの単独走\(^o^)/
どうする?
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ④~身体と対話せよ\(^o^)/~56.4kmまで
チャレ富士レポ前回まで↓
レポ④~身体と対話せよ\(^o^)/~56.4kmまで
そして富士北麓公園に向けての登り。あまり余裕はないけど想定ペースで来れている筈。ペース表がないので大体でしか分かりませんが\(^o^)/
登り坂が続く。頑張りすぎて脚と心肺に負担をかけすぎないよう慎重に登る。
このあたりから右膝、左ハムストリングス、そして左スネに違和感を覚えるようになる\(^o^)/右膝と左ハムリングスは酷くなりそうだったらストレッチをすれば走り続けることはできる筈。
問題は左スネ。
ほんの3か月弱前、守谷ハーフのDNSの原因となった故障。違和感を覚えると、すぐに歩くのも支障をきたす痛みに変わる。走れなくなって、とぼとぼと歩いている私の横を、みんな楽しそうに、走って抜かしていった。惨めだった。
結局トリガーポイントを特定できず、原因の可能性がある場所と周辺部位を慎重にほぐし続けてようやく違和感がなくなった個所。
完治したと思っていたのに、よりにもよって何故こんなタイミングで。しかも他の故障と同時多発\(^o^)/
脳がファンランではなくウルトラマラソンだと気付いた?
まだまだ序盤で、こんな状態で、走り切れるのか?坂を登りきるとスタート地点の富士北麓公園がある。DNFするにはこれ以上ないポイントだ。少し考える。
故障を繰り返して、良く言えば慎重、悪く言えば臆病になった。でもそれは悪いことだけではない筈。少しは身体と対話できるようになったから。
違和感はあってもまだ走れる、今の段階ではDNFはない。
下りへ。このくらいの傾斜なら@4:45くらいは出したいところ。ガーミンでスピードをチェック。@6:00オーバー\(^o^)/。スピードが全然出ていない\(^o^)/
登りで疲れたか、フォームが崩れているか、いずれにせよ、このペースで借金を抱え続けるとまずい。
脚の状態は心配だったけど、先日のヤビツ峠走で確認した極力脚に負担をかけずに膝と足首のクッションを使って脚を前でさばく走りを意識して、スピードを上げる。
下りながら、最後に今後はこの激坂を登らなければいけない、そのための余力を残しておかないといけないと再確認。
42.195km地点通過。タイムは3時間48分くらい。初めてサブ4を達成したいわきサンシャインマラソンがこのくらいのタイムだった。思えば遠くに来たもんだ。
急坂の起点にあるエイド「ステラシアター」を通過し、市街地へ。
下り坂ではできるだけ脚に負担をかけないように慎重に走っていたけど、左スネの違和感が増していた。少し厳しい。この違和感が痛みに変わったら、とてもではないけど走り続けられない。でも対処法が分からない。DNF?どうする?どうしよう?どうすれば良い?
市街地に入ると緩やかな下り。信号が多い。
赤信号。
誘導員さんの指示に従い、ストップ。
ウルトラのレース中のストレッチは筋肉が固まるのでしないほうがいいという意見もある。
実際にそういった場合や部位もあるんだろうけど、私の場合は何度か検証した結果、後半で可動域が狭くなりがちな股関節と肩甲骨周りのストレッチはした方が良さそうだった。そのためチャレンジ富士五湖で避けられない信号待ちの間に、股関節と肩甲骨周りのストレッチをすると決めていた。
早速、信号待ちの間に股関節と肩甲骨周り、加えて、違和感の対処法が分かっている左ハムと右膝に効くストレッチ。
信号は赤から青へ。股関節と肩甲骨周りのストレッチのお陰でスムーズに走り出せた。
しかも、左ハムと右膝は楽になった。
先へ進むと次の信号もまた赤\(^o^)/
止まる。仕方がない。
またストレッチ。今度は別の方法で股関節を伸ばす。
そして何の気なしに、
駄目でもともと、
左スネに効きそうな足首のストレッチ。
信号は赤から青へ。
走りだす。
!?
左スネの違和感が軽減した?
え、そんな、嘘だろ?
先へ進むと次の信号でまた赤\(^o^)/
3連続、赤\(^o^)/
山本さんの動画であった4連続赤でストップした場所ってここだったんだな。
と思いつつ
すぐにさっきの足首のストレッチ。
そして赤から青へ。
走り出す。
!?
ミラクル
夢じゃないのか
左スネの違和感がなくなった\(^o^)/
どういうことだ
以前はこんなことでなくならなかったのに
不思議だ
すごい
なんだこれ
驚きと喜びが抑えられずに走り続ける。
まだサブ10に望みを繋ぐことができるんじゃないか?
このまま最後まで走れるんじゃないか。
と希望を抱いていると
また赤でストップ\(^o^)/4連続。
※この市街地ではタイミングが悪いと連続して赤信号で捕まるみたいです。他のところは最長で2分ほど待つところもあるそうですが、この市街地の信号待ち時間はそんなに長くないです。信号待ちはレースを通してトータルでおそらく10回位で10分ほどでした\(^o^)/
一時はDNFも覚悟した違和感が何故か魔法のように消えて普通に走れるようになった。
この時の喜びといったらなかった。
地獄から生還した気分だったのだ。
ここから先はノリノリである。
誰が責められようか。
これは食べる!と決めていた甲斐の銘菓「くろ玉」が置いてある47.8km地点のエイド、少し奥まった広場のようなところで一瞬タイムロスが気になったけど構わず奥に進む\(^o^)/入ってすぐの左側のテントでおば様方が「美味しいよー、食べていってー」と「くろ玉」を差し出してくれていたので、「これを楽しみにここまで来ました!」と満面の笑みで伝えながら受け取ると、おば様方も笑ってくれた。あんこ美味しい\(^o^)/
その後50km通過 4:32。予定外のトラブルだらけだったけど想定通りのタイムでここまでたどり着けた。すごく嬉しかった。後で知ったけど出木杉\(^o^)/私がというより統計が凄い。
56.4km地点の足和田出張所では入り口のボランティアの方が私のゼッケンナンバーを遠目で確認した後、大声で荷物受け取りの方に伝え、受け取り場所に行くと既に私のドロップバッグが用意されている。1分1秒を削ってきた中で、こういった対応は心底ありがたかった。受け取る際に普段の私からは考えられないくらいの満面の笑みで「助かります!」とお礼を伝えた。
もう半分は過ぎている。あとはフルとちょっとの距離を平均6分/kmで走っても、貯金は20分近くある。このままサブ10いけるんじゃない(笑)?と、思った。
しかし。
そんな希望的観測が通用するほど、ウルトラは短くはなく、甘くもなかった。
山中湖で私の後ろを走っていたリピーターと思われる方たちが話していた
足和田出張所からが本当のスタートだからねー
そこまではアップみたいなもんだよ(笑)
という言葉を、すぐ後に苦しみと共に思い出すことになる。
次回更新予定
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑤~気合いを注入せよ\(^o^)/~80kmまで
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ③~戦略を再構築せよ\(^o^)/~35kmまで
ようやく筋肉痛が和らぎつつありますが、ふと気づくとフルマラソンなどを走った後の倦怠感が今回殆どありません\(^o^)/ウルトラを走っているにもかかわらずです。もしかするとあの白い粉のおか・・・おっと、誰か来たようです。
チャレ富士レポ前回まで↓
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ①~会場入りまでと装備・補給について\(^o^)/
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ②~サブ10を達成せよ\(^o^)/~10kmまで
レポ③~戦略を再構築せよ\(^o^)/~35kmまで
補給食等を落としたことを教えてくれたイケメンランナーにお礼を告げ、いま来た道を逆走\(^o^)/
ランパンのポケットに入れ過ぎたこと、急な下り坂の上下動で落ちてしまったことが原因だと思われる。
すれ違うランナーの視線が痛い\(^o^)/ううっ
100メートルくらい逆走したところでようやく一つ回収するも、目視した限りではこれ以上逆走しても残りは見つかる気配なし\(^o^)/回収を諦めて先へ進むことを選択。
※復路でコースが重なるポイントで念のため探しましたが見つかりませんでした。回収してくださった方、ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ。猛省しています。
ペース表と補給食を早々に失ってしまった\(^o^)/どうする?混乱する頭でコースと予定タイムを思い出してみる。
・・・山中湖周辺を一周して戻ってくるまでは比較的フラット。・・・35kmくらいから富士北麓公園まで今下ってきた坂を登って、あとは40kmくらいから河口湖に向けて下り。河口湖の北側をぐるっと回れば、56.4km地点の大エイド足和田出張所。
平均 5:20/kmを基本にアップダウンで調整、50km地点を4時間30分くらいで通過できれば上出来。
ざっくりとしたコースとレースプランは思い出せた、大丈夫そう\(^o^)/
次に補給食をどうするか。
足和田出張所までは全部のエイドで色んな食材を少しずついただこう。ハンガーノックの怖さはいろんな方のレポで読んで知っている。気付いた時にはもう手遅れ、とはならないよう、時間のロスは惜しいけどエイドごとに100kcalを目安に摂っていこう。
それに5kmごとに走りながら肩甲骨周りのストレッチも。私は猫背になると呼吸が乱れたり骨盤が後傾して疲れが増すので、ハンガーノックと同じく早め早めに対処していく。
あとは後半戦に余力を少しでも残すために接地と呼吸にも気を付けてリラックスして走る。
ざっくりした戦略だけど、これで方向性はそう間違ってないはず\(^o^)/
一時はどうなるかと思ったけど何とかなりそう、と胸を撫でおろしながら山中湖へ進む。
次のエイドで100均で購入した手袋・アームカバー・レインコートを捨て、給食で一口サイズのパウンドケーキをいただく(゚д゚)ウマーでも口の中がぱっさぱさでのみ込めない\(^o^)/仕方がないので水で流し込む。エイド5秒!の精神ですぐに次のエイドへ向けて出発。
山中湖駐車場では朝食に最適、名物(?)のおにぎり・おみそ汁が振舞われていた。おにぎりを口にほおばり、やはり水で流し込み、早々に次のエイドへ向けて出発。エイド5秒!の精神では味わう余裕はない。効率的にエネルギーとして流し込む。餌である。でも目的が明確であれば致し方なし\(^o^)/
過去のレポートではエイドが充実していないという手厳しい意見が複数見受けられた。
確かにスポドリは全部のエイドに置いて欲しいなーと最初は思ったけど、実際に走ってみるとコーラ、サイダーも沢山あって気分転換になったし、後半はクエン酸さんもかなり用意してあってプラシーボ効果も手伝い後半の粘りの一助になった。
給食もおにぎり、パン、ドーナツ、プチケーキ、バームクーヘン、桔梗屋のお菓子、甲州銘菓くろ玉、あんころ餅、ういろう、吉田のうどん、おかゆ、梅干し等、個人的にはすごく充実しているように感じた。
※他のウルトラの大会がこれより充実していたらそれはそれで凄い。あ、でも飛騨牛とか出す大会もありますね。
※足和田出張所以降は食べる余裕が全くなかった。もったいないことをしました。
途中、最初の計画では食べる予定のなかったカリフォルニアレーズンがすごく美味しかった。補給食を落とした損失は相殺できて結果オーライだったかも\(^o^)/
トイレはエイド以外にも大きめの駐車場や山中湖の周辺に公衆トイレが結構あった。走っていてランナーが突然進路転換をして脇道やそれていくと大体その先には公衆トイレが。序盤のエイドのトレイは凄く混むという話も見かけていたので、並んでいる人が少ない公衆トイレがあると余裕のあるうちに3回ピットインした。トータルで10分くらいの時間で済んだので良かったのかも\(^o^)/
山中湖に向かう道中、日が昇るにつれ、富士山がその姿を現す。まず大きさに圧倒され、次にその絶景さに思わず見とれてしまう。山中湖に到着したあとは湖と桜とのコラボを堪能できた。
人間、圧倒的なものを目の当たりにすると理屈抜きで感動することがあるものだけど、
間近でみる富士山はやはり凄かった。
2018年チャレンジ富士五湖の参加案内の画像
そして唐突に歌川国芳の「東都冨士見三十六景」。
美味しい給食、雄大で美しい自然、疲労も少なく、これからどんな旅になるんだろうという不安よりも期待が優っている前向きな状態、早朝の澄んだ空気の中、ゆったりとしたペースでのラン、凄く楽しかった。
山中湖を一周し、富士北麓公園に戻る道を進む。
振り返ってみればここが一番楽しい区間だった。
あまり気にしないようにしていたけど、慢性的にかすかな違和感を覚えるようになっている右膝、数日前に違和感を覚えた左ハムストリングス、さらには今年に入って1か月半近くランオフを余儀なくされた左のスネに、軽い違和感を覚えつつあった。
苦難の足音はすぐそこまで迫っていた\(^o^)/
次回更新予定
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ③~身体と対話せよ\(^o^)/~56.4kmまで
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ②~サブ10を達成せよ\(^o^)/~10kmまで
記録志向で走りだして最初に購入したマラソン関連の本は小出義雄さんの著書でした。ご冥福をお祈りいたします。
チャレ富士が終わってから3日経ちますが、脚の甲、足首、ふくらはぎ、ふとももが以前の約1.3倍くらいの厚さになっています。気のせいでしょうか\(^o^)/
チャレ富士レポ前回まで↓
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ①~会場入りまでと装備・補給について\(^o^)/
スタートまで
3時15分過ぎに富士北麓公園に到着。
アーリーエントリー特典のTシャツを受け取り、更衣室で着替えた後、荷物とドロップバックを預ける。
スタート時刻は各種目・各ウェーブ毎に以下の通り。
FUJI 5LAKES 118km ①4:00 ②4:15
FUJI 4LAKES 100km ①4:30 ②4:45 ③5:00
FUJI 3LAKES 71km 7:00
スタート時刻の15分前にスタート地点に集合して開会の挨拶を聞きながらスタートを待つ。
このスタートを待つ間の独特の緊張感が結構好きだ。
目標を達成するために決して楽ではない練習を積んできて、あとはそれを発揮して答え合わせをするだけという不安と期待が入り混じった独特の緊張感。
今回はサブ10狙い。
疲労はちゃんと抜けているか、脚の違和感は痛みに変わらずに最後まで持ってくれるか、60km以上の未知の距離でどんなことが起きるのか、不安もあるけど、あとはベストを尽くすだけ。
そしてこれを書くと引かれるかもしれませんが、周囲には同じくこの日のために、違うどこかで自分と同じかそれ以上の練習を積んできたのであろうランナーの方々がいる。勝手に同志のような仲間意識を抱いて嬉しくなったりします\(^o^)/
1分1秒を削るためのフルとは違う、おそらくウルトラ独特のリラックスした周囲の雰囲気もあり、いい意味でリラックスしつつ刻一刻と迫るスタートを待つ。
スタート直前には毎回恒例のレースプロデューサーである坂本さんの「完走するぞー」×3の掛け声。
「完走するぞー!」「完走するぞー!」「完そ×〇ΛΨ・・・・」とまさかの3回目で噛むという、司会のお姉さんも「レアですね(笑)」とコメントするハプニングで更に緊張もほぐれつつ(笑)、カウントダウン。
4:30。FUJI 4LAKES 100km 第一ウェーブ。初ウルトラのスタート\(^o^)/
~10kmまで
トラックを1周し、競技場の外へ。
競技場の外は原生林に囲まれた街灯もない真っ暗闇。
この時期の富士吉田の日の出の時間は5:00前後。
FUJI 4LAKES 、第2ウェーブまでは暗闇の中を走る時間帯があります。
自家発電機による最低限の照明と誘導員さんの誘導灯の赤い光はあるものの基本的には原始的な怖さを覚えるほどの暗さ\(^o^)/ビビりなだけ
山本一浩さんのチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン2017 - YouTubeからキャプチャーさせてもらうとこんな感じ。↓
聞こえてくるのは自家発電機のモーター音、ウグイスやシジュウカラの鳴き声、そしてランナーのざっざっざっという足音。
行く先では誘導灯の赤い光が怪しく揺れ、この世ならざる雰囲気もあり、地獄へと続くマラソン街道地獄変、この先に待ち構える苦難を暗示しているかのよう\(^o^)/
まあ、この先、本当に地獄が待っているのであながち的外れな比喩でもないんですけど\(^o^)/
暗闇に加えて注意が必要なのが段差と側溝。
チャレ富士ウルトラ 一ヶ月前レポート 前編 - YouTube で辻ちゃんが注意を促してくれていたようにこの暗闇の中で段差で転んだり、側溝に落ちてしまう方もいるとか。
歩道が終わって車道にでる際の段差に気を付ける、できるだけ端ではなく道路の真ん中を走るようにした方が良いかもしれません。
5kmまでの急な下りをストライドを狭めにして脚にできるだけ負担をかけないように慎重に下る。
5km経過時点でガーミンが振動。今回は5km毎の自動ラップに設定。アップダウンが結構あるウルトラのコースなので1km毎だと集中が途切れてしまいそうだということ、手動ラップだと普通に押し忘れてその後ぐだぐだになりそう\(^o^)/ということを考慮しての設定。
5時過ぎに日が昇りだし、徐々に走りやすくなってきた。レインコートを脱ぐ方も徐々に出てくる。
4.8km地点の最初の給水はパス。
岩本さんの赤本の教え通り、エイドは5秒を実行する予定。
加えて、前半戦のエイドは10kmごとに必要最低限だけ寄りながら、効率的に給水、ジェル+補給食を摂取しつつ、リズムを崩さずに淡々と走る予定。
ウルトラマラソンは長い距離、長い時間を走るために、その時々で起きるさまざまな状況に対するセルフマネジメントの能力が求められるらしい。
確かにそうだけど、豆腐メンタルの私は使えば使うほど疲れる意志力や決断力で、
ウルトラマラソンの後半でも最適解を選択し続けられる自信が全くない\(^o^)/
やはり私のような豆腐メンタル人間の要となるのは戦略。
最初からさまざま状況を考慮し、最小限の労力で最大限の効果が得られる戦略を作成。
あとはそれを実現するための戦術を忠実に実行し続ければ良い。
具体的にはサブ10を達成するために、アップダウンと過去の統計から5km毎のラップ表を作成し、寄るべきエイドとスルーするエイドを選別した給水+補給計画を立案。
更には脳を騙すために、前半は「マウンテンビュー&レイクビューの自然豊かなコースを@5:25のフルマラソン+ダウンジョグでファンランしちゃおう♪」作戦\(^o^)/、後半は「約5km先のエイドまで@6:00でジョグって美味しいものを食べちゃおう♪」作戦\(^o^)/
それらをまとめたラップ表。
ランパンに補給食と一緒に入れて、時折確認しながらその通りに走るだけの簡単なお仕事。
これでサブ10は達成できるはず!
・・・・せん
戦いを略すと書いて戦略!
・・・みません
孫子曰く、「戦わずして勝つ」!
・すみません
これすなわち兵法の極意也!わはははは。
すみません!
\(^o^)/!?
声のする左後方を振り返る。
そこには、心配そうな顔をしたイケメンランナーが。
何事だろう?なぜ声をかけられたのだろう?と戸惑う私に、
彼は気の毒そうに言った。
「補給食のジェルがランパンから幾つか落ちましたよ」
\(^o^)/!?
確認のためにランパンを触ってみる。
そこにある筈の感触がなかった。
5kmごとに摂取するはずだった補給食のジェルの感触も、
秘密兵器のL-グルタミンの袋の感触も、
戦略の要となるペース表の感触も、
全部、
なかった。
\(^o^)/オワタ
残り90km
次回更新日時 未定\(^o^)/
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ③~戦略を再構築せよ\(^o^)/~40kmまで につづく
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ①~会場入りまでと装備・補給について\(^o^)/~
絶賛筋肉痛中\(^o^)/少しずつレポを書いていきますのでよろしければお付き合いください\(^o^)/
目次です\(^o^)/↓
レース直前一週間の動向
装備・補給について
レース直前一週間の動向
レース5日前 火曜日
軽く6km@5:15のレースペース走。走り始めてあっという間に心拍数180bpmになる\(^o^)/。体はだるいし重い。疲労が全く抜けていない。これでウルトラマラソンを走り切れるのかと不安になる\(^o^)/翌朝、何故か右ハムストリングスに痺れ\(^o^)/加えて左膝に軽い違和感\(^o^)/
もしこれが痛みに変わってしまったらスタートラインにすら立てないかもしれない。残り数日は軽めのバイクトレと体幹トレで調整しつつレースに臨むことに\(^o^)/
レース3日前 木曜日
仕事帰りにスーパー銭湯で交代浴。他にも睡眠時間を長めにしたり、少しでも栄養のありそうな食事をしたり。少しでもましな状態でスタートラインに立てるように調整\(^o^)/
レース前日
昼過ぎに営業を終了するお店が多い吉田のうどんを食べるべく、朝の6時台の電車に乗り富士山駅に向けて出発。途中、武蔵野線が2分遅延。その影響で西国分寺の乗り換えの際に数メートル先で無情にも電車のドアが閉まり予定の電車に乗れず\(^o^)/いきなり予定が狂う\(^o^)/富士山駅へ向かう沿線は本数が少ないため西国分寺駅で1時間ほど待つことに\(^o^)/
その際に色々考えてしまった。結果よりも過程が大事。良い結果でも賞味期限があるし、浮かれすぎて道を踏みはずすこともある。何よりおとぎ話みたいにハッピーエンドでめでたしめでたしにはならない。間違った方法で無理やり結果を残すことに意味はない。逆に悪い結果でも、その結果を別の機会に生かせれば完全には無駄にはならないしバッドエンドにはならない。次の日からはいつもと変わらない日常は続くのだから。今回のサブ3とサブ10を目標にして積み重ねてきたものは確実に今後に活かせる得難いものだし、たとえサブ10できなくても必要以上に落ち込むことは無い。
と理屈で考えようとしていた\(^o^)/サブ10を達成できなかった場合に必要以上に傷つかないように心理的な予防線を張るくらいにはナーバスなっていた模様\(^o^)/。
それでも。
今回のチャレ富士に向けて頑張ってきた(自分なりの合理的な)努力はチャレ富士での結果に結びついて報われたいなという感情も同時にあった。
矛盾する理性と感情でどう折り合いをつけるか。折り合いをつけるためには作家のF・スコット・フィッツジェラルドが「一流の知性とは同時に二つの相反する考えを持ちつつ、さらにその両方を機能させ続ける能力である。」と書いたように一流の知性が必要なのでしょう。
現地に1時間遅れで到着。お昼に吉田のうどんを美味しくいただく\(^o^)/美味。美味しいうどんを食べたら、失敗するかもとか起きてもいない先のことを考えて不安にならずに、やれるだけのことをやって準備も万端なら、後は四の五の言わずに故障しない程度に楽しんで超頑張る!で良いじゃないかという結論に達する。\(^o^)/うどんパワー。一流の知性とは?
しかし超頑張る!と言っても、サブ10を狙える最低限の練習は何とか積み重ねてはいても、自信をもってサブ10を狙えると言えるほどではなく、現在の調子は万全とは程遠い\(^o^)/。
この1年半の不調の原因をストレスだけではなく加齢による衰えもあるかもと安易に言ってしまうと、私より高齢で記録を更新されている先達の方々に笑われしまうかもしれないのですけど、故障しがちになってしまって今までのやり方が通用しなくなったこの1年半、どうすればより良くできるのか試行錯誤し続けてきた知識と経験は色々積めている筈なので、それらをどうレース中に活かせるかが勝負のあやになりそうだという予感はあった。そして実際にその通りになる\(^o^)/
その後、富士山駅のバス乗り場で「ふじやま温泉」行きの無料送迎バスを待っていると、地元のヤンキーぽい女性に「煙草持ってる?」と訊かれたので、先日止めたので持っていないことを告げると「そっかー、さっき初対面の男にお前殺すぞ!って言われたんだけど酷くね?」と一方的にまくしたてられる\(^o^)/。適当に相槌を打ちながら時間を費やしていると送迎バスが来たので乗り込んで温泉に向かう\(^o^)/レース前日に交代浴をして良いのかわからないけど少しでも疲労が抜けるなら儲けものという考えだった。
交代浴後は富士急ハイランド駅前のカプセルホテルへ。宿泊費は閑散期の約1.5倍くらい?。フロントにはランナーと思われる方が多数\(^o^)/。19時過ぎにスマホの目覚ましを1時にセットし、環境音の「雨の音」を再生して耳栓を兼ねてイヤホンをつけて就寝。数日前から少しずつ就寝と起床を早めにずらしていたのですぐに眠りにつけた。
21時過ぎに隣から「いや、番号は221じゃなくて、211だよ、間違っているよ」「すみません」。ごそごそ。という音が聞こえてきて目が覚める\(^o^)/睡眠オワタ。どうやら部屋の番号を間違っていたらしい\(^o^)/
再度寝ようとするも寝付けず\(^o^)/
仕方がないのでyoutubeで「5分で眠れる!ヒーリング音楽!」とかそんな音楽を試しに聴いてみる。気が付いたら翌朝1時\(^o^)/単純
レース当日~会場入りまで
1時に起床してラウンジに行くとランナーの方々が思い思いに食事をされている。ウルトラランナーの朝は早い\(^o^)/私も空いている席に座りおにぎり4つ、カステラ2つ、疲れにくくなるともっぱらの評判の怪しい白い粉5g(合法)、塩タブ、アミノバイタル。で朝食終了。軽く体幹トレをして熱めのシャワーを浴びるといういつものレース前のルーチンをこなして着替える。
3時に予約していたタクシーで6km離れた富士北麓公園にある会場に向けて出発。私はタクシーを2週間前に何とか予約できていましたが殆ど予約が埋まっていて危なかったです。タクシー難民も相当数いた模様。コミュ力がある方はホテル前でタクシーの相乗りをお願いしていた方もいました\(^o^)/会場の富士北麓公園近くには宿泊施設は殆どないか早々と予約されているみたいですし、自力で予約できそうな宿泊施設は会場から6km以上は離れているみたいです。タクシー難民の方々は会場まで6km以上歩いたんでしょうか?歩けなくはない距離ですけど気になります。
装備・補給について
・Tシャツ
2016年のレポだとゼッケンは着替え用も含めて4枚だったみたいですが、数年前からは2枚だけみたいです。大エイドで着替える時間が勿体なかったのでTシャツを最後まで着ることに\(^o^)/
・7分丈タイツ
機能を疑う声もありますけどお守り替わりに\(^o^)/
・ポケット付きランパン
5つのポケットに補給食を全部突っ込む。フリップベルトを使うことも考えましたが、煩わしさを避け、軽量化を優先して却下。これが大失敗。圧倒的悪手。痛恨のミス\(^o^)/
・100均で購入した手袋、アームカバー、透明のレインコート
朝は最低気温が一桁まで冷え込むので身体が暖まってきたら途中で捨てるつもりで。4/21のレース当日の気温は気象庁のデータによると最低4.6℃から最高21.1℃の振れ幅だったみたいです\(^o^)/
・シューズ
アシックスの厚さは優しさだでお馴染みゲルカヤノ。そこそこクッション性もありゲルカヤノより私は多分5秒/kmくらいは速く走れるライトレーサーRSとどちらにするか最後まで迷いに迷いました。最終的にはライトレーサーRSではおそらく私の貧弱な脚では最後まで持たないと判断しゲルカヤノで。ラスト数kmで一緒に走っていた同時刻スタートの白ゼッケンの方々の中で2名はライトレーサーRSを履かれていました\(^o^)/
・ロキソニン
一応持って走るけど基本は使わない。故障で最悪DNFをしてしまった場合でも最低限自分で動けるようのお守りとして。昔は見境なく安易に使っていましたけど、違和感の初期段階で違和感を押さえ込んだり誤魔化したり無視したり戦ったりすることで取り返しのつかないことになることが多かったので\(^o^)/違和感が出たら自分の体と対話をしつつ解決の糸口を探る方向で。これは正解でした\(^o^)/。
・補給食のジェル
どれもそんなに大差はなく好みで良いのかなーとは思いつつも、それでも多様性はあった方が良いと考えて、それぞれ違う製品3種類を3つずつ\(^o^)/
・胃薬
ガスター10。胃薬は合う合わないがあるみたいなので事前に何回かテストしてみて大丈夫そうだったので。私は胃のトラブルはあまりないのですけど念のためレース前とレース中盤で1回分をそれぞれ服用。
・怪しい粉こと「L-グルタミン」と塩タブレット
効果については今回が初めての使用で比較できないので何とも言えません\(^o^)/。起床時5 g、レース直前で10g、レース中に10kmごとに5g摂取するつもりで用意し、レース中に幾つかは摂取できませんでしたが、そこまでの疲労を感じなかったこと、利害関係のない複数の方がその効果を実感して使用されていることから継続して検証する価値はあるように思っています\(^o^)/
どうでも良いんですけど、オブラートに包んだものに加えて、さらに塩タブレットの錠剤と一緒にして透明の袋で小分けにしたんですが、それを見かけた妻が「(*'▽')海外のドラマで袖口からそっと出すやつだ!」と言うくらいに更に怪しさが増しました\(^o^)/
・ドロップバック
色々考えるも、タオル、制汗シート、ポカリ、アミノバイタル、ジェル4袋、(Lグルタミン+塩タブ)×4セット、等の必要最低限のものだけ\(^o^)/もう少し色々入れてもよかったかも
次回更新日時 未定 すみません\(^o^)/
チャレンジ富士五湖4LAKESレポ②
「風光明媚なコースをファンランと聞いていたのに、どうやら100km走るらしいぞと気づいた時の脳の反応\(^o^)/」に続く。嘘\(^o^)/