2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥-1~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
チャレ富士レポ前回まで↓
レポ⑥-1~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで
周囲に人はいない、ここにきての単独走\(^o^)/
次の5km、次のエイドというスモールゴールは現在の疲労度では少しきつい。
どうする?
終盤に万策尽きたら、できるか分からないけど、やってみようと考えていたことがあった。
それは
意図的にゾーンに入ること。
練習でできないことが本番でできるか\(^o^)/という点は置いておいて、じゃあ、どうやって入るかというと、そもそもスポーツでゾーンと呼ばれているものは、もともとは心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱された「フロー 」という状態を言うそうです。
そして「フロー」に入るためのざっくりとした条件は以下の3つ。
①挑戦と技能のバランスが取れていること
②明確な目標を設定すること
③迅速なフィードバックをすること
※①については挑戦と技能のバランスが取れていて、なおかつ、少し難しいレベルが望ましいようです。
できるかどうかは問題ではない、手段は選んでいられない。
しばらくは単独走になってしまうけど、逆にこの広い平坦な道路で自分の走りに集中できる。ピンチはチャンスだ。
まずは①挑戦と技能のバランスが取れていること
自分の技能について確認。走りの本質は振り子の運動。でも実際の走りになると人間の反応速度の関係で伸張反射を生かす自分だけの感覚が必要。私の場合は腕振りと骨盤の使い方はボクシングのショートアッパーの意識で燕返し\(^o^)/、脚の捌きはウルトラ用の足の踵を持ち上げつつ膝蹴りの意識。
これを走りながら、それぞれ分解して左右それぞれでチェック、ズレを修正、統合してみた結果、6:00/kmのスピードは何とか出そう。
⇒①挑戦と技能のバランスが取れていることはOK。
次に、②明確な目標を設定すること
中期目標の次のエイド等のスモールゴールのことさえ考えず、超短期、今、この瞬間の呼吸やリズムと、リラックスした状態での自分の走りにだけ集中すれば良い。
⇒②明確な目標を設定することもOK。
最後に、③迅速なフィードバックをすること
シンプルに時々タイムが極端に6:00/kmを下回っていないかチェックしよう。そこで下回っていたらフォームチェック、および状況に応じて目標設定を変更。
③迅速なフィードバックをすることもOK。
これを繰り返して、次のエイドにたどり着いたらそこで少し休憩して、また走り出してを繰り返して、最後の激坂の起点にあるエイド「ステラステーション」まで行こう。
70km過ぎに未知の距離での苦しさを経験して、それがゴールまで続くことに怯えて心が折れかけた時は、フローに入るための条件から程遠かった。
未来に怯えて、過去を嘆いて、サブ10に執着しようとして、苦しさを嫌悪して。
ただ現在の状態を受け入れて、今できることにただ集中して、ベストを尽くせば良かっただけなのに。
勝手に自滅しようとしていたんだから、初ウルトラの洗礼というよりも、豆腐メンタルだよなーと自嘲。
自嘲して、今後に生かそうと反省して、後は自分の走りに集中。
今、この瞬間に集中。
過去に数回だけ経験したどこまでも走っていけそうな感覚ではないけれども、少なくともあれこれ考えていたさっきまでよりは、苦しさは軽減したような気がした\(^o^)/苦しいことは苦しい。
西湖を黙々と走る。
黙々と走る。
通称「うねうね区間」も黙々と走る。
走る。
走る。
ようやく復路の足和田出張所に到着\(^o^)/
まずは被り水。
頭から勢いよくかける。
次に顔にも勢いよくかける。
少し迷って、体にも勢いよくかけた。
なりふり構っていられない。とにかく気分転換。
スポドリをがぶ飲みして次のエイドへ。
次回更新予定
2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ⑥-2~ゾーンに没入せよ\(^o^)/~95kmまで