とある週末ランナーの不定期ブログ

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2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ②~サブ10を達成せよ\(^o^)/~10kmまで

記録志向で走りだして最初に購入したマラソン関連の本は小出義雄さんの著書でした。ご冥福をお祈りいたします。

 

チャレ富士が終わってから3日経ちますが、脚の甲、足首、ふくらはぎ、ふとももが以前の約1.3倍くらいの厚さになっています。気のせいでしょうか\(^o^)/

 

 

チャレ富士レポ前回まで↓

 

2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ①~会場入りまでと装備・補給について\(^o^)/

 

 

スタートまで

 

3時15分過ぎに富士北麓公園に到着。

 

アーリーエントリー特典のTシャツを受け取り、更衣室で着替えた後、荷物とドロップバックを預ける。

 

スタート時刻は各種目・各ウェーブ毎に以下の通り。

FUJI 5LAKES 118km ①4:00 ②4:15
FUJI 4LAKES 100km ①4:30 ②4:45 ③5:00
FUJI 3LAKES 71km  7:00

 

スタート時刻の15分前にスタート地点に集合して開会の挨拶を聞きながらスタートを待つ。

 

このスタートを待つ間の独特の緊張感が結構好きだ。

 

目標を達成するために決して楽ではない練習を積んできて、あとはそれを発揮して答え合わせをするだけという不安と期待が入り混じった独特の緊張感。

 

今回はサブ10狙い。

 

疲労はちゃんと抜けているか、脚の違和感は痛みに変わらずに最後まで持ってくれるか、60km以上の未知の距離でどんなことが起きるのか、不安もあるけど、あとはベストを尽くすだけ。

 

そしてこれを書くと引かれるかもしれませんが、周囲には同じくこの日のために、違うどこかで自分と同じかそれ以上の練習を積んできたのであろうランナーの方々がいる。勝手に同志のような仲間意識を抱いて嬉しくなったりします\(^o^)/

 

1分1秒を削るためのフルとは違う、おそらくウルトラ独特のリラックスした周囲の雰囲気もあり、いい意味でリラックスしつつ刻一刻と迫るスタートを待つ。

 

スタート直前には毎回恒例のレースプロデューサーである坂本さんの「完走するぞー」×3の掛け声。

 

「完走するぞー!」「完走するぞー!」「完そ×〇ΛΨ・・・・」とまさかの3回目で噛むという、司会のお姉さんも「レアですね(笑)」とコメントするハプニングで更に緊張もほぐれつつ(笑)、カウントダウン。

 

4:30。FUJI 4LAKES 100km 第一ウェーブ。初ウルトラのスタート\(^o^)/

 

~10kmまで

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トラックを1周し、競技場の外へ。

 

競技場の外は原生林に囲まれた街灯もない真っ暗闇。

 

この時期の富士吉田の日の出の時間は5:00前後

 

FUJI 4LAKES 、第2ウェーブまでは暗闇の中を走る時間帯があります。

 

自家発電機による最低限の照明と誘導員さんの誘導灯の赤い光はあるものの基本的には原始的な怖さを覚えるほどの暗さ\(^o^)/ビビりなだけ

 

山本一浩さんのチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン2017 - YouTubeからキャプチャーさせてもらうとこんな感じ。↓

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聞こえてくるのは自家発電機のモーター音、ウグイスやシジュウカラの鳴き声、そしてランナーのざっざっざっという足音。

 

行く先では誘導灯の赤い光が怪しく揺れ、この世ならざる雰囲気もあり、地獄へと続くマラソン街道地獄変、この先に待ち構える苦難を暗示しているかのよう\(^o^)/

 

まあ、この先、本当に地獄が待っているのであながち的外れな比喩でもないんですけど\(^o^)/


暗闇に加えて注意が必要なのが段差と側溝。

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チャレ富士ウルトラ 一ヶ月前レポート 前編 - YouTube で辻ちゃんが注意を促してくれていたようにこの暗闇の中で段差で転んだり、側溝に落ちてしまう方もいるとか。


歩道が終わって車道にでる際の段差に気を付ける、できるだけ端ではなく道路の真ん中を走るようにした方が良いかもしれません。


5kmまでの急な下りをストライドを狭めにして脚にできるだけ負担をかけないように慎重に下る。


5km経過時点でガーミンが振動。今回は5km毎の自動ラップに設定。アップダウンが結構あるウルトラのコースなので1km毎だと集中が途切れてしまいそうだということ、手動ラップだと普通に押し忘れてその後ぐだぐだになりそう\(^o^)/ということを考慮しての設定。

 

5時過ぎに日が昇りだし、徐々に走りやすくなってきた。レインコートを脱ぐ方も徐々に出てくる。

 

4.8km地点の最初の給水はパス。

 

岩本さんの赤本の教え通り、エイドは5秒を実行する予定。

 

加えて、前半戦のエイドは10kmごとに必要最低限だけ寄りながら、効率的に給水、ジェル+補給食を摂取しつつ、リズムを崩さずに淡々と走る予定。

 

ウルトラマラソンは長い距離、長い時間を走るために、その時々で起きるさまざまな状況に対するセルフマネジメントの能力が求められるらしい。

 

確かにそうだけど、豆腐メンタルの私は使えば使うほど疲れる意志力や決断力で、
ウルトラマラソンの後半でも最適解を選択し続けられる自信が全くない\(^o^)/

 

やはり私のような豆腐メンタル人間の要となるのは戦略

 

最初からさまざま状況を考慮し、最小限の労力で最大限の効果が得られる戦略を作成。

あとはそれを実現するための戦術を忠実に実行し続ければ良い。

 

具体的にはサブ10を達成するために、アップダウンと過去の統計から5km毎のラップ表を作成し、寄るべきエイドとスルーするエイドを選別した給水+補給計画を立案。

 

更には脳を騙すために、前半は「マウンテンビュー&レイクビューの自然豊かなコースを@5:25のフルマラソン+ダウンジョグでファンランしちゃおう♪」作戦\(^o^)/、後半は「約5km先のエイドまで@6:00でジョグって美味しいものを食べちゃおう♪」作戦\(^o^)/

 

それらをまとめたラップ表。

 

ランパンに補給食と一緒に入れて、時折確認しながらその通りに走るだけの簡単なお仕事

 

これでサブ10は達成できるはず

 

・・・・せん

 

戦いを略すと書いて戦略!

 

・・・みません

 

孫子曰く、「戦わずして勝つ」!

 

・すみません

 

これすなわち兵法の極意也!わはははは。


すみません!


\(^o^)/!?

 

声のする左後方を振り返る。

 

そこには、心配そうな顔をしたイケメンランナーが。

 

何事だろう?なぜ声をかけられたのだろう?と戸惑う私に、

 

彼は気の毒そうに言った。

 

「補給食のジェルがランパンから幾つか落ちましたよ」

 

\(^o^)/!?


確認のためにランパンを触ってみる。

 

そこにある筈の感触がなかった。

 

5kmごとに摂取するはずだった補給食のジェルの感触も、

 

秘密兵器のL-グルタミンの袋の感触も、

 

戦略の要となるペース表の感触も、

 

全部、

 

なかった。

 

 

 


\(^o^)/オワタ

 

 

残り90km 

 

 

次回更新日時 未定\(^o^)/

2019年 チャレンジ富士五湖4LAKESレポ③~戦略を再構築せよ\(^o^)/~40kmまで につづく