第37回 山日 YBS富士吉田 火祭りロードレース③【レース:登り坂編】~序盤の300メートルの登りは苛酷だぜ\(^o^)/~
今シーズンの初戦、故障明け後の初レースの号砲がなった。
スタート直後は渋滞にハマり思うようにスピードを上げられませんでしたが、
そもそも坂づくしの屈指の難コース、こんな序盤で脚を使っても意味がありません。
良いウォーミングアップだと思いながら足を動かします。
そして適度なアップダウンを繰り返し、体があったまってきた2キロあたりから、
いよいよ始まる登り、ストライドを狭め、腕を振り、足を極力使わないようにし、
淡々と足を交互に出し続けます。
しばらく登り続けていくと、ああ、この人は登り慣れていて走力のある人だなー、
と思える人が目についてきます。
ペースの上げ下げなく一定のリズムで登っていきつつ、
人を抜かす時はスペースのある部分を他の人の邪魔にならないようにするすると抜いていき、
さらには大会の参加賞の紫のTシャツを着ています。
私は決めました。
紫さん、どこまでも着いてゆきます。
ストーキング開始です\(^o^)/
おっさんがおっさん(?)をストーキングする、世も末です、怖いですね\(^o^)/
途中の給水所で見失いましたが、紫さんにはかなり楽させてもらいました。
この場をかりてお礼を言わせてもらいます。ありがとうございました。
4キロ手前から5キロくらいまでの約1キロは未舗装のトレイル区間、
どうやら先日熱い戦いが繰り広げられたばかりの富士登山競争と同じコースみたいです。
サブスリー達成できたらいずれは走ってみたいと思っているので
テンションが上がります。
足場が悪い上に、大きめの石がごろごろとあったりするので、足元に注意する必要があるのですが、
かと言って下ばかり見るとフォームが崩れて無駄に疲れそうなので、
少し先を見ながら、危なそうだなと思うところだけ下を見るようにして淡々と走ります。
た、楽しい\(^o^)/
トレイルもいずれはやりたいところです。でも、まずはサブスリーから\(^o^)/
楽しいトレイル区間が終わると、路面の登りが再開。
ここまでくると、登っても登っても、また登りが続く、事前の下調べで2.5キロから7キロまで登りが
続くと分かっていても、どこまでも登りが続くような嫌な錯覚に襲われます。
黙々と登っていると周りのランナーの呼吸音が気になりだしました。
ぜぇ!ぜぇ!ぜぇ!という荒い呼吸音、
ふっ、ふっ、ふーという一定のリズムを刻む呼吸音。
それらに交じって時折聞こえてくるのが
・・・うぐっ!
という、我慢の限界を超えて思わず漏れてしまったかのような呻き声\(^o^)/
か、苛酷すぎるぜ、火祭りロードレース\(^o^)/
かと思えば、周囲から女性の
はぁ、はぁ、という呼吸音が聞こえてくると、
こちらまで
はぁ、はぁ、と別の意味で呼吸が乱れそうになるので、
少しペースを上げて先へ進んだりしました。
変なことを考えそうになる私が気持ち悪いのは自覚しています\(^o^)/
私も苦しいですが、当然ですがみんな苦しそうです。
いつ終わるとも知れない坂道を延々と登っていると、
進行方向からバイクが「先頭ランナー通りまーす」!と言いながら逆走していき、
ほどなく、折り返してきたトップランナー達が続々とすれ違っていきます。
結構な下り坂を飛ぶようにして走り抜けていく姿は神々しくもありました。
私も私なりにベストを尽くさないといけないと発奮しつつも、
今までにない、冗談ではなく壁みたいな急激な坂道が。
最後の最後で急激な坂道が登場するという鬼仕様\(^o^)/
「いつ終わるんだ、この坂は!?」と内心悲鳴を上げていると、
沿道の応援の方から「もうすぐで登りは終わるよ!頑張って!」との激!
思わず、「ありがとうございます!」と返答すると
周囲の5~6の人達も同じタイミングで同じように返答していたので
見事にハモるというミラクルが\(^o^)/
内心みんな同じ気持ちだったのでしょう\(^o^)/
しばらく進んだところで、その中の一人が
「これ登ったら、また登り坂があるんじゃないだろうなー」とぼそっと言っていたのが
聞こえてしまって、ちょっと吹き出しました。
登り坂・登り坂・登り坂の波状攻撃で疑心が暗鬼を生んでしまっている\(^o^)/
実際にここほどじゃないけど、細かいアップダウンはありましたけど\(^o^)/
でも、すげー勇気づけられました、ありがとう、あの時の沿道の応援の方\(^o^)/
※ガーミン、コース図
※登り坂の終盤を拡大\(^o^)/
そんなこんなで登りの終盤に差し掛かったところで、
前方にセーラー服に身を包んだこの場に似つかわしくない美ジョガーが。
下り編につづく