週末ランナーが柴又100Kでサブ10を達成するブログ

【第1部】「故障あけから短期サブスリーへの道」に続き、【第2部】として、週末ランナーが柴又100Kでサブ10を達成するまでの過程を記します。おっさんランナー。故障しがち。コミュ障。2017年つくばマラソンで運よくサブスリー達成。

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑨「2017年 佐倉朝日健康マラソン」

備忘録を兼ねているとはいえ、無駄に長く、

あまり楽しい内容ではない振り返り⑨\(^o^)/

さくっとラストの⑩まで日々更新\(^o^)/

スルー推奨ですm(__)m

 

前回まで

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/①「2015年 北海道マラソン」 

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/② 「2016年 いわきサンシャインマラソン」 

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/③「2016年 佐倉朝日健康マラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/④「2016年 かすみがうらマラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑤「2016年 金沢マラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑥「2016年 つくばマラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑦「2017年 勝田全国マラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑧「右アキレス腱故障/2017年 東京マラソン」

 

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/



あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑨「2017年 佐倉朝日健康マラソン」  

人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。チャーリー・チャップリン

 


故障してから佐倉朝日健康マラソンレース当日まで
右アキレス腱の状態に一喜一憂する日々。

 

スピードを上げても痛みが無かった時の喜び。

 

痛みがぶり返した時の憂い。

 

佐倉朝日健康マラソンでサブ3を達成するために、

思いつく限りのことはやった。

 

アキレス腱痛で実績のある鍼灸院に片道2時間かけて行ってみたり、
できるだけアキレス腱に負担をかけないよう

ピッチ走法よりにフォームを修正しようとしたり、
常にアキレス腱にテーピングをして過ごしてみたり、
ひたすら保冷剤でアイシングをしたり。

 

色々行ったことが功を奏したのか、
負担が少ないトレッドミルばかりの練習とはいえ、
レース直前までにはスピードを出しても痛まないくらいに、
何とか仕上げることができた。

 

後はレースを走るだけ。

 

念のためレース前に1錠、レース中盤で1錠、
ロキソニンを飲むことに。

 

レース当日に見た夢。

 

普段、夢の内容を覚えていないけど、
この日ははっきりと覚えていた。

 

レース直前にゼッケンと計測チップをつけようとする。
しかし自分が今までつけてきたものとは異っているため、
つけ方が分からない。

なかなかつけられずに焦っている内に、

無常にも迫るスタート時間。焦る。

つけ方がどうしても分からない。焦る。

スタートの号砲が鳴り響く。
一斉にスタートするランナー達。

レースに参加できず取り残される私。

 

 

夢にうなされて、起床。

 

悪夢だ。

 

ここまでして、参加すらできない夢を見るとは。

 

メンタルが豆腐すぎる。


レース

 

あいにくの雨。

 

早めに会場に行き、大人しくスタート時間を待つ。

 

スタート時間が近づいてきたので
100均のレインコートを着たまま
スタート地点に向かう。

 

佐倉朝日健康マラソンはスタートブロックが事前に決められているのではなく、
目標タイムのプラカードの後ろに自分で並ぶ方式。 

 

並ぶのは3時間のプラカードのすぐ後ろ。

 

完璧ではなくても自分なりの最善は尽くしてきた。

 

スタートラインに痛みがなく立てた。

 

再発の不安はあったけど、喜びの方が勝り、心が躍った。

 

故障してから2か月間、右アキレス腱の状態に悩まされてきた。


痛みがない状態でサブ3に挑戦できる。

 

それだけで嬉しかった。

 

スタートの号砲が鳴る。

 

サブ3のぺーサーについていく。

 

少し脚が重い。

 

でも、問題なくついていける。

 

最初の給水所では集団の人数が多すぎて
うまく給水できなかった。


1回位なら問題ない、次はちゃんと取れば良い。

 

アップダウンで多少離されることもあった。

そのたびにペースアップしてくらいつく。

 

小雨は降り続いていたけど、
途中でレインコートがまとわりつくのが気になりだし、
走りながら脱いだ。

 

コース上のボランティアの方に
「すみません!」と言いながら渡す。

 

少し走りやすくなった。

 

ハーフ通過。

 

ぴったり1時間29分。

 

佐倉朝日健康マラソンのぺーサーさんは優秀と評判だけど本当だ。

 

楽ではないけど、まだ脚も心肺も余裕はある。

 

幸いなことに、まだ右アキレス腱に痛みはない。

 

これから例えどんなにきつくなったとしても、

何が何でも食らいついてやる。

 

ハーフを過ぎた直後の給水所で、
スポーツドリンクと一緒にロキソニンを摂取。

 

最後まで持ってくれよと祈りながら。

 

しばらくは順調に集団についていけた。

 

 

 

でも。

 

 

 

何の予兆もなかった。

 

 

25kmを過ぎた地点だった。

 

 

突然、右アキレス腱に刺すような激痛が。

 

痛みで思わず顔を歪める。

 

それでも走ろうとしたので、

飛び跳ねるような変な走り方になった。 

 

いったん立ち止まる。

 

みるみる遠ざかるサブ3ペース集団の背中。

 

その背中を茫然と見る。 

 

ここで再発するのか。

 

ロキソニンを飲んでいても
これだけ痛むなら相当マズい痛みだ。

 

でも、これはシーズン最後のレースだ。

 

ここでサブ3を逃してしまうと、

早くても次のチャンスは半年先。

 

レース中にもし痛みがあっても
多少の無理はするつもりだった。

 

ストライドを若干狭くして、

おそるおそる走り始める。

 

幸いなことに右アキレス腱は痛まなかった。

 

いつまた痛みが走るか分からないけど、
残り17km、いけるところまでいくしかない。

 

なんとかそれ以上離されないよう必死に走る。

 

しかし500メートルほど進んだところで、左脚のふくらはぎが攣る。

 

攣ったまま走ろうとしてみるけど、
スピードが出ない。

 

さらに離れていくサブ3ペースの集団。

 

どうする?

どうする?

どうすれば良い?

 

焦りながら必死に考える。

 

まだ貯金は1分近くある筈。

 

このまま走り続けても
離される一方だ。

 

ストレッチして、足を休めて、
また走り出せばまだ何とかなるか?

 

立ち止まってストレッチ。

 

攣りは収まった。

 

しかしサブ3の集団は、

もうはるか前方。


しかもどんどん離れていく。

 

急げ、

走れ、

こうしている間にも
貴重な時間はどんどん失われている。

 

焦る。

 

今から追いつけば、

いや、追いつけなくても、
これ以上離されなければサブ3はできる。

 

走り出す。

 

でも力が入らない。

 

スピードが出ない。

 

遠ざかっていく集団。

 

精一杯走る。

 

スピードが出ない。

 

どんどん離れていく。

 

 

 

 

しばらく走って

 

 

 

 

ああ、駄目だ、

 

 

 

 

もうサブ3は無理だ・・

 

 

 

 

と心が折れた。

 

 

諦めてしまった。



・・・


・・・


・・・

 

しばらく放心したまま
脚に負担がかからないゆっくりとしたペースで走った。

 

サブ3ペースで走っていた時は、
雨を冷たいと感じなかったけど、
このゆっくりとしたペースでは、

やけに冷たく感じる。

 

寒い。

 

28km地点にある救護所が右手に見えてきた。

 

救護所の前で走るのを止めた。


コース脇のテントに向かってふらふらと歩く。

 

中を見ると救護スタッフの方が2名と、
暖かいストーブの前で毛布にくるまり、
パイプ椅子に座っているランナーの方が居た。

 

「入っても良いですか?」と救護スタッフの方に訊くと
「はい、どうぞ、そこに座ってください」と
ストーブ前のパイプ椅子を指示される。

 

「毛布、使われますか?」と訊かれ、
「いえ、大丈夫です」
と答えながらパイプ椅子に座り、
ストーブで暖を取る。

 

暖かい。

 

少し落ち着く。

 

・・・

 

・・・

 

・・・惨めだな。

 

サブ3もできず、
ここでリタイアしようとしている。

 

故障を散々ごまかし続けてきた結果が、このざまだよ。はは。

 

撃沈しても「少なくとも最後まで歩かなかった」
と胸を張って言えることだけは、
少しは誇れることだったのに。

 

 

それすらも失った。

 

・・・

・・・

・・・

 

焦って結果だけ求めすぎたか。


・・・

・・・

・・・

 

このままリタイアするか?

 

 

後で納得できるか?

 

・・・

・・・

・・・

 

できないよな。

 

右アキレス腱はスピードを出しすぎなければ、

おそらく大丈夫だろう。

 

それなら幾ら時間がかかっても構わない。


ゴールだけはしよう。

 

せめてそれくらいは。

それだけは。

 

・・・

・・・

 

時間にして数分、いろいろ考えて、
とりあえずゴールだけはすると決めた。

 

救護スタッフの方にお礼を言い、
テントを出て再び走り出す。

 

騙し騙し小雨の中を走り続ける。

 

結果ではなく過程を重視すべき

 

焦って結果だけを求めて、こんな有様になるんだから、
本当にそうだよなと自嘲した。

 

そして30km地点通過。

 

遠くから聞こえてくる
ロッキーのテーマ。

 

このタイミングでロッキーおじさん。

 

通り過ぎるときに、いつものように
ロッキーおじさんに向かって軽く手を上げると、
ロッキーおじさんも軽く手を上げてくれた。

 

少しだけ、気持ちが軽くなった。

 

 

 

 

ロッキーの映画は、

 

 

 


高らかなファンファーレで幕を開ける。

 

 


その後、キリストの壁画がアップになる。

 

 

 

 

 「復活」の物語だからだ。

 

 

 

 

失ったものを取り戻すために、

再び立ち上がる物語だからだ。

 

 

 

 

 

・・・

・・・

・・・

 

 

 

私も、もう一度ここから始めよう。

 

 

 

 

また、来シーズン、1からサブ3を目指そう。

 

 

 

来シーズンは、もっと痛みと向き合って慎重になろう。

 

 

 

今シーズンを無駄にしないためにも、

同じ失敗はできるだけ繰り返さないようにしよう。

 

 

 ・・・

 

 

まずは今シーズンをちゃんと終わらせよう。

 

ゴールまで行こう。

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

沿道の方の応援に感謝を伝えながら、

 

 

 


騙し騙し走り続けて、

 

 

 

 

何とかゴール。

 

 

 

3時間14分30秒(ネットタイム

 

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故障してから2か月。

 


右アキレス腱の調子に一喜一憂し、
レース当日に悪夢をみるくらい追い詰められて、
シーズン最後のレースで、

故障が再発してサブ3を逃してしまった。

 

 

それでもこの2か月間、
自分なりの最善を尽くしてきて、
一つの結果が出た。

 

 

あいにく、それは望む結果ではなかったけど、
ようやく重圧から解放されて安堵した。

 

 

同時に、来シーズンこそサブ3を達成する、

と前向きに考えることができた。

 

 

 来シーズンこそは。

 

 

こうしてサブ3を達成できないまま

2シーズン目の幕は降りることになった。

 

 

 


あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑩最終回「その後の顛末」につづく

 次回更新 4/26(木) 23:59