とある週末ランナーの不定期ブログ

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あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑦「2017年 勝田全国マラソン」

備忘録を兼ねているとはいえ、無駄に長く、

あまり楽しい内容ではない振り返り⑦\(^o^)/

さくっとラストの⑩まで日々更新\(^o^)/

スルー推奨ですm(__)m

 

前回まで

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/①「2015年 北海道マラソン」 

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/② 「2016年 いわきサンシャインマラソン」 

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/③「2016年 佐倉朝日健康マラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/④「2016年 かすみがうらマラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑤「2016年 金沢マラソン」

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑥「2016年 つくばマラソン」

 

\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 

 あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑦「2017年 勝田全国マラソン」 

人生とは道路のようなものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。フランシス・ベーコン

  
●環境

 

朝はほぼ始発の電車で出勤。

平日のうち2~3日は、ジムで2時間くらいトレーニングして、帰宅は22時過ぎ。

家事は半々くらいで妻と分担し、

半分以上やるくらいで丁度いいと多目にやっていたつもりだった。

それでも、最初はマラソンに理解を示してくれていた妻も、
小さな不満が積もっていたのだろう。些細なことで言い合い。

数か月前に昇進したことに伴うストレスから余裕もなく、

家庭・仕事とマラソンのバランスが崩れつつあった。


環境の面で、サブ3を早く達成しなければ、と焦りがうまれる。

 

目標

 

1月 勝田全国マラソン
2月 東京マラソン
3月 佐倉朝日健康マラソン

 

どこでサブ3を狙うか?勝田全国マラソンはどう走るか?

 

東京マラソンはマンモス大会。

1月の時点ではどのブロックからのスタートか全く分からなかった。

混雑で記録は狙えないかもしれない。

 

佐倉朝日健康マラソンも天候・体調などで

万全な状態で走れるとは限らない。

 

それなら駄目でもともと、勝田全国マラソンでサブ3を狙うことに。

 

練習とあれこれ

 

つくばマラソンが終わってから、左アキレス腱、右足甲、膝、
その時々でどこかしら違和感がある状態が続いていた。

 

違和感があればトレッド、大丈夫そうならロードで練習し、

計画的な練習ができずにいた。

 

脚は万全の状態ではない。

でも大丈夫。

困った時のロキソニン\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

シューズ

 

「TARTHERZEAL(ターサージール)4」を実戦投入することに。

 

ソールの薄さによる足への負担の重さに一抹の不安はあったけど、
地面からの反発力は大きくスピードにも乗れる。


もとより実力は不足している。

少しでも走力が上がるならと履くことに。

 


レース当日

 

常磐線特急で勝田駅へ。
スタートが10時30分なのでゆっくりできるのが嬉しい。
駅から10分ほど歩いて会場へ。荷物を預けて軽くアップ。

 

レースプランは4:15/kmをオーバーしないように走り続ける。以上。


そして号砲。


脚の痛みもあり、レースペースの4:15/kmでのロング走はできていない。

 

正直厳しいけど、今までのレースでも
ほぼイーブンペースで走り続けることができた。

 

今回もなんとか走り切れるかもしれないと
過去の経験から淡い期待を抱きながら
集団の後ろについてペースを維持する。

 

ついていく集団をその時々で変えながら
ハーフ通過。

 

1時間28分55秒(ネットタイム)。

 

1分5秒の貯金。

 

悪くない。

 

心配していた脚の痛みも、今のところロキソニンのおかげか全く問題なし。

 

ターサージール4の反発力で楽にスピードに乗って走れる。

 

あとはこのペースを維持できれば。

 

30km通過。2時間6分49秒(ネットタイム

 

脚は少し重くなってきたけど、レースペースのまま、順調にここまでこれた。

 

あと12km少し、このペースを維持できれば念願のサブ3。

 

このまま走り切れるか?

 

しかし、マラソンはそんなに甘くはない。

 

特に30km過ぎは尚更だ。

 

前方に上り坂が見えてきた。

 

あまり脚に負担をかけると終盤きつくなるな・・・
と不安を感じながら何とか上り切る。

 

脚の重さは更に増す。

 

下っている途中、
目に入ってきたのは
少し先でまた同じような坂を上っている
ランナーたちの姿。

 

少し怯む。

 

今の上り坂で地味に脚を削られたのに、また

 

ぎりぎりのペースでここまで来ている。

 

貯金はそう多くない。

 

脚が攣ってしまえば、即、黄色信号が点滅してしまう。

 

出来るだけ脚に負担をかけないよう、

ストライドを狭くしながら上る。

 

それでも、脚はどんどん重くなり、
攣る寸前まで張ってしまう。

 

何とか上り切れた・・・

 

安堵したのもつかの間、
上り切った先に見えたのは、
少し先でまた同じような坂を上っている
ランナーたちの姿。

 

背筋が凍る。

 

このスピードを維持したまま
あの坂を上ったら間違いなく攣る。

 

どうする?

 

仕方がない。

 

脚への負担の軽減を優先し、
スピードを少し落として慎重に上る。

 

それでも、一歩ごとに脚の重みが増していく。

 

なんとか坂を上り切って走り出す。

 

脚が重い。

 

思うように動かない。

 

細かいアップダウンと

ターサージール4の薄いソールで

想像以上に脚を削られてしまった。

 

・・・残りは7km。

 

正直、厳しい。

 

でも、ここまできたからには、

このペースを維持し続けるしかない。

 

限界が訪れるその時まで。

 

結果は、サブ3か、そうでないかしかないのだから。

 

4:15/kmを少しずつこぼれだす。

 

それでも前半の貯金がある。

 

多少こぼれてもまだ可能性はある。

 

落ち込みを抑えて走り続けられれば。

 

しかしその願いもむなしく
ペースはどんどん落ち、
貯金もなくなり、借金を抱え始める。

 

脚は依然重いまま。

 

スピードを上げようとしても力が入らない。

 

サブ3が絶望的な状況になる。

 

それでもなんとか走る。

 

しかし、ついに右脚が攣ってしまう。

 

フォームが崩れて、スピードが落ちる。

 

 

 

観念せざるを得なかった。

 

今回はサブ3は無理だった・・・。

 

止まってストレッチをした方が良いか少し迷う。

 

でも攣りながらそのまま走り続けた。


ラソンを走るにあたって、タイム以外で目標としてきたのは、
「少なくとも最後まで歩かなかった」と胸を張って言うこと。


撃沈しても、記録狙いのレースでは、

歩かずに走り切ってきたことがちっぽけなプライド。

 

サブ3はもう無理だけど、
歩かずに走り続けよう。

 

スタートから3時間が経過した。

 

ちくりと胸が痛んだけど、
このペースで走り続けられれば
PBは更新できる。

 

持てる力は全部出して、
少しでも次に繋がる走りをしよう。

 

終わってしまった足を必死に動かし続け、
何とかゴール。


3時間4分42秒(ネットタイム

 f:id:bendertone0:20180317091702j:plain

 
大撃沈。

 

確かにサブ3はできなかった。

 

それでも、PBを5分強更新できたし、歩かずにゴールできた。

 

心は軽かった。

 

これでサブ3にまた一歩近づいた。

 

残り2戦、今シーズン中に達成しよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/

 

 

この話は、 

自分は間違っている、
勝ち目が薄いと分かっていながら、

欲と不安に行動させられ、

リスクを誤魔化し、
無謀にもハイリスクの
博打に手を出して手酷く負けた、

そんな男の話。

 

博打は自己責任だし、

この経験が全くの無駄だとは思わないし、

不確実性の中でリスクをとって賭けることも、

時には必要だ。

 

でも、賭けに負けたら

相応のものを差し出さなければならない。

 

当然のルールだ。

 

 

この直後に、自分が賭けたものの大きさを、
身をもって知ることになるのであった・・・

 

 

あの頃わたしはアホでした\(^o^)/⑧
「右アキレス腱故障/2017年 東京マラソン」につづく

 

次回更新 4/24(火) 23:59