とある週末ランナーの不定期ブログ

現在充電中です(`_´)ゞ

もっと痛みと飢えと苦しみを\(^o^)/

タイトルですが、新年早々、何を言っているんだ\(^o^)/

 

いえ、ウルトラマラソンの想定ペース@5:15~30で
30km走をしてきたんですよ。

 

脂質代謝を高めるために朝食を食べずにスタート。

 

ちなみに年末年始の暴飲暴食で成人後の適正体重をあっさりとオーバーし
現在64kg\(^o^)/オモイ。

 

結果↓

 

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一応@5:22で走れたけど、27km過ぎからハンガーノック状態で
力があまり入らない状態、加えて左ハムには相変わらずの軽い違和感。

 

とうていウルトラマラソンで残り70kmを走れりきれるとは思えない\(^o^)/

 

ただし、現時点では\(^o^)/

 

タイトルの「もっと痛みと飢えと苦しみを\(^o^)/」についてですが、
どうしようもないド変態だとカミングアウトしたい訳ではなく\(^o^)/、
避けられるなら避けるにこしたことはないものですが、
適当な私にとってそれらがより良くするための
教訓や原動力として必要なものだということです\(^o^)/

 

つくばマラソン以降、ウルトラマラソン関係の本やブログを読み漁り、
残り約半年で色々工夫すれば、週末ランナーでもぎりぎりサブ10を
狙えなくもないと勝算があってこそのサブ10達成宣言です。

 

明日はウルトラマラソンを達成するための取組の基本方針を
備忘録も兼ねて書いてみます。

 

 


あと、「最近好きになった人がいる」と妻にカミングアウトされました。

 

その人とは日本画家の田中一村です。

 

田中一村(たなか いっそん、1908年7月22日 - 1977年9月11日)は、日本画家である。
奄美大島の自然を愛し、その植物や鳥を鋭い観察と画力で力強くも繊細な花鳥画に描いた。

田中一村 - Wikipedia 引用

 

youtube等で作品やその生涯について色々触れてみたのですが、
中央画壇から認められなくても、自分の目と心を信じ、
より良い絵が描けるように真摯に絵描きとしての生き方を死ぬまで全うした生き様に胸を打たれますし、
一見ポスターにできるようなキャッチーさがありつつも、
よくよく見ると写真?と勘違いするような繊細もある作品も素晴らしく、
私もファンになりました。

 

晩年を過ごした奄美大島奄美黒糖焼酎のラベルにもなっています。

 

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ちなみに愛用の印鑑に「飢我駆(うえわれをかる)」と掘ってあり、
「飢餓が創作の意欲を駆り立てる」
「飢えをバネに、生命のぎりぎりのところで、自らの芸術を完成させたい」
という思いが込められているみたいです。

 

私はそこまでできないからこそ憧れるし、
憧れるからこそ少しでも近づければなあと思うのです。

 

 

 

 

と、何かカッコいいことを言おうとしましたが、
まずは欲望のおもむくままに飲み食いした結果、
大幅にリバウンドしてしまった体重を元に戻すべく、
減量せねば\(^o^)/アマリニモニンゲンラシイ

 

松戸七福神巡りラン\(^o^)/

松戸七福神巡りランを午前中にしてきました。

 

毎年元旦から1/7までの特別期間には御朱印をいただけるのですが、
仕事の関係で知り合った方で、プレゼントすると喜んでくれそうな方が
いらっしゃるのです。

 

御朱印をプレゼントして良いのかという問題もありますけど、
気持ちが伝われば良いという意見もあるので良しとします\(^o^)/

 

朝7時半出発でトータル26km、約4時間。

 

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コースは市街地や河川敷の不整地、適度なアップダウンを含んだ丘等、
意外と走り応えがあって、飽きずに走れました。

 

しかし思ったより時間がかかった。

 

まあ、「ウルトラランナーは食べながら走ることも必要!」
という大義名分のもと、途中で2回、コンビニでピザまんとカレーまんを
食べていれば、時間がかかるのもやむなしです\(^o^)/

 

 

回った順番↓

 

華厳寺(弁財天) ご利益は芸能、学問の分野での成功。金運、財運。

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②医王寺(毘沙門天) ご利益は財運、大願成就

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③金蔵院(恵比寿) ご利益は主に大漁豊作、商売繁盛。

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④善照寺(布袋尊) ご利益は笑門来福、夫婦円満、子宝の神

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⑤宝蔵院(大黒天) ご利益は五穀豊穣、家産増進、子孫繁栄。

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⑥徳蔵院(寿老人) ご利益は長寿延命、諸病平癒、富貴繁栄、子孫繁栄など。

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⑦円能寺(福禄寿) ご利益は子孫繁栄、富貴繁栄、健康長寿。

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御朱印を全ていただいた色紙

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お寺の方と話をする機会が何度かあり、色々と貴重な体験もできました。

 

鰐口の鳴らし方について詳しく教えてもらったり、
走って七福神巡りをしていることを伝えると凄く驚かれて
「カロリー取りなさい」と飴やお菓子をもらったり、
大きな樽から柄杓ですくった日本酒をいただいたり\(^o^)/

 

こういうマラニックみたいなのもたまには良いものですね。

 

あけましておめでとうございます\(^o^)/

妻と早朝に初詣に行き、ついでにいつものランニングコースまで
歩いて向かい、撮影した初日の出。

 

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昨年同様、「色々あったけどトータルでは悪くなかった」
と言えるように今年も頑張ります\(^o^)/

 

 

つくばマラソンが終わってからのあれこれ。

 

●体重

それまでのきつめの減量の反動と
年末年始のイベントで
食べて呑んで
食べて呑んで
食べて呑んで
を繰り返した結果、

妻から

あれ?腹筋が行方不明だけど家出したの?
前はダートだったのに綺麗に舗装されてるね、
それで井上尚弥の左ボディを耐えられるの?

と指摘されるお腹になりました\(^o^)/
井上尚弥のえげつない左ボディを耐えられる人はいないでしょう

 

順調にリバウンドしましたが、
成人後の適正体重である63kgでなんとか踏みとどまっています\(^o^)/

 

●ランニング以外のやりたいこと
綱渡りの状況とはいえ、幸い今のところは順調。
引き続き優先順位高めで取り組むので、
ランニングは基本的に週末の午前中のみにする予定。

 

●ランニング
つくば以降、左ハムと左足首に軽い違和感もあり\(^o^)/、
週末の午前中に10km~30kmを、
@5:15~5:30で軽くジョグっています。

 

久しぶりにゆっくり、のんびり走っていて、
今後どうしようかとあれこれと考えました。

 

走ることは心身ともに良い影響があるので、
走ること自体を止めるつもりは全くありません。

 

でも故障寸前まで追い込んだり、きつめの目標を設定して
レースに臨んだりしなくても良いんじゃないか。
緩くジョグしてレースで楽しくファンランしても良いんじゃないか。
と至極まっとうなことをまず考えました。

 

でも、その一方で、
せっかくここまで上げてきた走力を無くすのは勿体ないし、
仕事では大幅な組織再編に伴う異動も予定されていて、
今後ランニングに時間がどこまでさけるか分からないし、
今できることは今やっておいた方が後悔しないだろうし、
何より目標に向かって頑張っている自分は嫌いでないし、
それなりにしんどかったり辛かったりするだろうけど、
簡単ではないものの工夫して頑張れば何とか達成できる、
そんな目標を立てた方が生活にメリハリがつくし、
達成できた時の喜びは何物にも代えがたいよなー

と思ってしまいました\(^o^)/

 


という訳で、今の現状を踏まえて今後の目標を考えた結果、


【第1部】故障あけから短期サブスリーへの道

に続き、

 

 

【第2部】週末ランナーが柴又100kmでサブ10を達成するブログ

 

 

開始\(^o^)/

 

いまだにフルマラソン以上の距離を走ったことがない、
スペランカーもビックリの虚弱体質・故障体質のランナーが達成できるのか?

 

見切り発車にも程がある\(^o^)/

 

不安しかない\(^o^)/

 

でもそういうスペックとルールのゲームだと割り切って、
なんとか目標を達成できるよう試行錯誤してやってみよう\(^o^)/ 

 

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ウツロメブログ 最弱だからこそ面白い!伝説のクソゲー「スペランカー」

 

 

という訳で、基本週末ランナーとして、
ブログも週末更新で継続します。


何卒、よしなに。

故障あけから短期サブスリーへの道

●故障あけから短期サブスリーを狙うデメリット

 

もう言うまでもなく、単純にハイリスクですよね。


自分で言うのも何ですけど


「故障あけ」

「短期」

サブスリー

リスクだらけ、リスクのオンパレード\(^o^)/


「短期」でという時間制限がつくと、当然焦りも生まれますし、
負荷の高い練習をする必要があります。

 

焦って負荷の高い練習をすれば故障のリスクも高くなります。

 

しかも短期間で頑張れば頑張るほど、
これだけやったからと期待すればするほど、
うまく行かなかった時の失望や怒りは大きくなり、
走るのが嫌になったり、燃え尽きたりするかもしれません。

 

ギャンブルの鉄則が破産しないことだとすれば、
マラソンの鉄則は心身ともに走れなくなるようなダメージを負わない
ことかもしれません。

 

しかし、悲しいことに時間は待ってくれません。

 

絶えず流れる時間に合わせて、
人は生まれた瞬間から死に向かって進んでいるし、
周囲の環境は変化していきます。

 

その変化の流れの中でリスクを取らないことがリスクになる
と言われるように、現状維持では後退と同じになってしまいます。

 

なのでリスクを避けるだけではなく、
受け入れられる程度にコントロールして、
その受け入れられるリスクに見合うリターンが得られる可能性が高ければ、
勇気をもってチャレンジするのも時には必要なのかも。

 

失敗に終わってもその経験は糧になって、
次のチャレンジに活かせる。

 

その繰り返しが何か大きなことを達成するために
必要なのかもしれません。

 

うーん、何かいいことを書こうと思ったんですけど、要は

 

いつまでにと時間を区切るなら、
色んなリスクがついてまわるので、
心身のケアをしっかりしてね。

 

ということです。

 

当たり前すぎる\(^o^)/3行でオワタ

 


●取り組んだことの優先順位

 

前置きが長くなりましたけど、
サブスリーを狙うにあたって役に立ったことを順番に。

 

あくまでも私の場合なので異論反論あるかと思いますが、
一つの意見として聞いていただければ。

 

(1)故障の予防

短期で狙う上で故障をしないことが大前提。なので体のケアは万全に。

・練習後のストレッチは必ず行う。
・違和感があればアイシングを行う。場所によっては温める。
・負荷の高い練習をしたら近くのスーパー銭湯
{温泉→(サウナ)→水風呂}×3セットの交代浴を行い、ととのえる。

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(2)減量

 

減量によるメリット\(^o^)/魅力的

 

・VO2MAXの向上
・故障の予防
・体重の3倍かかると言われる着地衝撃の軽減、それに伴うレース後半の脚攣りの予防

 

減量によるデメリット\(^o^)/本末転倒

 

・誤った方法による減量ではフルマラソンを走り切るのに
必要な筋肉まで落ちてしまう
・糖質不足によるパフォーマンス低下

 

備考

 

小出義雄監督の著書「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」で
「僕がみてきた限りでは、サブ3を達成した市民ランナーはスリムな人ばかりです。
男性だと57~58キロくらいでしょうか」との記述があり。

 

・マクロ管理法による健康的な減量
※詳しくは筋トレで全てを解決する社長「Testosterone」さんのブログ参照のこと↓

ameblo.jp

 

・レースや負荷の高いポイント練習の際には、
事前に多めに炭水化物を摂り、減少した体でパフォーマンスを
落とさずに走り切れるか定期的に確認が必要。

 

(3)安定したフォーム

 

・フォーム改善については、みやすのんきさんの著書と
ブログ村のたのくるさんとオークさんの記事がかなり参考になりました。

 

・理想のフォームを維持できるように体幹トレーニングも併せて行う。
体幹力を上げるコアトレーニング」を見ながら、
ランオフの日や時間に余裕があれば初級・中級・上級をローテーションで実施。

 

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(4)月間走行距離と疲労抜き(ゆる)ジョグ

 

・「ランナー世論調査2015」のフルマラソン自己ベストタイム

《月間走行距離》によると、サブスリーランナーの月間走行距離の目安は300km以上。
※RUNNAL(https://runnal.com/8843)参照

 

凡人の私は、素直に疲労抜き(ゆる)ジョグを取り入れ
300kmを踏むことに。

 

結果、練習強度が強めだったので相対的に疲労が抜け、
ポイント練習の追い込み、減量に一役買った。

 

・ざっくり疲労抜きジョグの説明
①1kmTTの2倍のペースで走る
例)1kmTT 3:30/kmの場合、疲労抜きジョグは7:00/km
②ポイント練習と疲労抜きジョグの比率は1:2。
詳しくはTake先生の著書を参考に

 

 

サブスリーを目指したきっかけ


サブ3.5を達成した後、
さすがにサブ3はハードル高すぎだし、
あとはファンランで緩く走ろうと考えていた私は、
ある大会の下調べをしていた時に
何の気なしにサブスリーのフィニッシュ動画をみてしまいました。

 

そこにはサブスリーを達成した後に
感情を爆発させるランナーが映し出されていた。

 

力の限りガッツポーズをする人、
仲間と強く抱き合う人、
満面の笑みでハイタッチをする人、

 

その姿は私のよどんだ眼には、ひどくまぶしく映り、
まぶしすぎて私もサブスリーを達成したいと思わせるほどでした。

 

そしてサブスリーを目指すと決意し、
その後、地獄を見ることになりました\(^o^)/

 

でも結果、良かったと思います。

 

彼らが何故まぶしく見えたのか本当に分かったから。

 

困難なことに挑戦し、リスクを恐れず受け入れ、
一時的な逆境にも己を律して耐え、
地道な練習を積み重ねて、
その過程が報われた時に初めて感情を爆発させる。

 

あの感情を爆発させる瞬間には
それまで積み重ねてきた
労力と時間、
血と汗と涙と、
前へ進もうという意志、
目標を達成させるという情熱
それらのすべてが
凝縮されているから、
まぶしく見えたのだと。

 

そしてその瞬間を自分自身で体験できたのは
凄く幸運なことだと感謝せずにはいられません。

 


故障あけから短期サブスリーへの道 

おわり

 

 

 

 

 

 

 

 


と、一応区切りをつけておきます。

 

スピードを出すと痛む右アキレス腱の問題もありますし、
もう一つサブスリー以外に達成させたいことがあるので、
今後は週末ランナーとして、来年の柴又100kmマラソンで
サブ10を目指そうと思います(予定は未定)。

 

そのため今後のフルマラソンは記録志向ではなく、
ウルトラマラソンの練習の一環として参加する予定です。

 

しばらく休んで年が明けたら
「週末ランナーが柴又100kmマラソンでサブ10を目指すブログ」
などでこっそり再開するかもしれません。


もしよかったらその際も宜しくお願いします。

 

そして最後の最後に。

 

ブログを書くことでいろんな面で走力アップに繋がりました。


ブログを始めなかったらサブ3はできていなかったかもしれません。

 

サブスリーを達成できたのは

このような稚拙で読みづらいブログを
読んでくださった方々のおかげでもあります。


ありがとうございました!

つくばマラソンレースレポ⑤【総括】

【総括】

 

●レース後

 

やっと、ようやく、サブスリー達成\(^o^)/


レース直前で風邪をひく自己管理能力なしマンで、

右アキレス腱に爆弾を抱えていて、

ターサージールを履きこなせず、

(※妻はターサーのことを毒婦と呼び、

浮気せずにライトレーサーに一途でいろと言います\(^o^)/)

ハーフマラソンのPBが88分1秒の

スタミナ型にしてもスピード不足の私が、

サブスリーを達成できるとは\(^o^)/

 

ゴールした直後は
レース中ずっと気を張り詰めていたせいか、

無事サブスリーを達成したという
喜びよりも安堵感の方が大きかったかも。


でも印刷された記録証で2時間台のタイムを見たり、

妻に報告したりするうちにじわじわと喜びが込み上げてきた。

 

更衣室へ向かう道中、待ち構えていたオールスポーツの
カメラマンさんに思いっきりノリノリのガッツポーズで
写真を撮ってもらう\(^o^)/
 

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誰これ?という程の満面の笑み\(^o^)/


被写体があれなので酷い写真も多かったですが、

カメラマンさんの腕のおかげで何枚か奇跡の一枚があったので、

初めてオールスポーツの写真を購入します\(^o^)/


サブスリーを達成できた要因

 

一言でいえば、

運が良かった\(^o^)/

やれることをやってきたにせよ、
故障あけから短期でサブスリーを狙うのは
色んな意味でリスクが高すぎだったからです。

 

以前どこかで見かけた

 

「短期でサブスリーは順番が大事。まずは減量」

 

という言葉に故障中の私は妙に納得して、
減量を最優先事項にしてやれることをやってきました\(^o^)/


それ自体はサブスリーを狙う点では正解だったと今も思います。

 

でも、短期でという時間制限を設けたことで、
あわや故障かということも何度かありましたし、
高すぎるリスクに対して、たまたまそのリスクを回避できた
結果のサブスリーだったと思っています。

 

このやり方を続ければ、いずれどこかで
ひどい目にあいそうです\(^o^)/

 

この辺のことは少し長くなりそうなので、また明日。

 

長い間、着実に実績を積み重ねてきた人が成功したものと違い、

たまたま運よく成功した人が得意気に成功論を語るようなものになりますけど、

というかそうなんですけど\(^o^)/、

とりあえず短期でという点のデメリットも書いてみます。

 

そして明日をもってひとまず本ブログ

「故障あけから短期サブスリーへの道」は終了となります\(^o^)/ 

 

良ければ最後までお付き合いいただければ幸いです。

つくばマラソンレースレポ④【レース終盤】

30kmを過ぎた。
 本当のフルマラソンが始まる。


突然感じた息苦しさに軽く焦りつつも、
「ついに来たか」とどこか冷静な自分もいた。

 

ガーミンでペースを確認すると、@4:04。

 

テンションが上がったことに伴って、
自然とペースも上がっていたみたい。

 

少しペースを落として、試しに息を大きく吸い込んでみる。

 

大丈夫、さっき感じた気道がざらつくような感じはしない。

 

ペースを上げすぎないように注意すれば大丈夫!

と思うことにした\(^o^)/ジコアンジ


左ふくらはぎの張りと重みは、いますぐ攣るほどではない。

この後も細かいアップダウンがある筈だけど、
そこで脚に負担をかけないように慎重に走れば大丈夫!

と思うことにした\(^o^)/ジコアンジ2

 

問題は長期低迷を余儀なくされた
故障箇所である右アキレス腱が時々うずくこと。

 

故障が再発した佐倉朝日健康マラソンの時は、
いきなり刺すような痛みが走り、
あまりの痛みにその場で立ち止まってしまった。

 

サブスリーのぺーサーを中心とした集団が遠ざかっていくのを
茫然と見ることしかできなかった。

 

あの刺すような痛みさえなければ、
残りたった10km弱、このまま走り切れる。

 

今まで何百何千kmと走ってきた。

 

故障あけ後は月間平均で300kmを走ってきた。

 

練習で大撃沈した時も、
本番のレースでしっかりと走り切れるように
粘れるだけ粘って走ってきた。

 

ここでしっかりと走り切ればサブスリー

 

走り切れない訳がない!

 

34km地点の給水所付近で給水と合わせて
最後の補給食メイタンを摂取。

 

味は・・・。目の覚める味で、

気付けにうってつけです\(^o^)/

美味しいかどうかはノーコメント\(^o^)/

 

効果が出る頃にはゴールという可能性も高いけど、
最後までしっかりと走り切るための儀式みたいなもの\(^o^)/

 

 

 

そして35km通過。
ネットタイムで2:28:06。
想定タイムが2:27:35。

想定タイムでは31秒の借金。

サブスリーペースでは70秒くらいの貯金\(^o^)/

 

心拍数はもうずっと190オーバー。呼吸は常にゼーハー状態。
股関節は痛むし、左ふくらはぎの張りと重みも次第に増していく。
右足の中指は感覚がなくなっている。右アキレス腱に若干の違和感を感じる。
左足裏は熱を帯びている。表情は取り繕う余裕はなく苦悶の表情。

 

いつ限界が訪れるか分からない中、ぎりぎりの走りが続く。

 

そんな中、沿道からの応援は凄く励みになった。

 

何が何でも達成したいという強い思いを胸に、
ここまで追い込んだレースは今までなかった。

 

普段は沿道からの応援には極力手を上げたりするけど、
もうその余裕すらない。軽く会釈をするくらいが精いっぱい。

 

それでもこちらが反応すると、
その直後に一際大きく「頑張ってください!」と
後ろから声をかけてもらったりもした。

 

凄く励みになったし有難かった。
今までで一番身に染みた。

 

残り4kmの距離表示の地点でネットでの通過タイムが

2:40:40くらい。疲れで朦朧とする頭で計算する。

 

3:00:00との差が19:20。
残り4kmなので@4:50のペースで良い。

ここで初めてサブスリーを達成できると半ば確信した\(^o^)/

 

ただし、左足のふくらはぎが攣ったり、
右アキレス腱の故障が再発したら終わり\(^o^)/

 

それだけは避けなければならない。

 

終盤にちょっとしたアップダウンもある。

 

ここで@4:13のペースで走り切る方針から、
スピードを少し落として脚への負担を軽減する方針に変更\(^o^)/アンゼンサク

 

ピッチを変えずにストライドを若干狭めて走り続ける。

 

スピードが落ちても依然きついことには変わりはないけど、

脚への負担は軽減できる。

 

左のふくらはぎはなんとかゴールまで持ってくれそうだ。

右アキレス腱のうずきも和らいだ気がする。

 

ふと、今日のレースで選んだシューズが、
LYTERACER(ライトレーサー) RS5ではなく、
TARTHER ZEAL(ターサージール)だったらと思った。

 

勝田全国マラソンでそうだったように、
もっと早い段階で脚が売り切れて撃沈していた可能性が高い。

 

TARTHER ZEAL(ターサージール)では
ここまで来ることすらできなかったかもしれない。\(^o^)/

 

LYTERACER(ライトレーサー) RS5よ、ありがとう\(^o^)/

 

歯車が一つ狂えば途端に崩壊する。

フルマラソンは本当に怖いし難しい。

 

40km手前に400メートルほど緩やかに下ったあと、
折り返して今度は緩やかに上る坂道がある。

脚に負担をかけないように慎重に走る。

 

上り坂の途中、数メートル先を先行していた年配のランナーが
突然ふらふらとよろけたと思ったら転倒した。

 

すぐに立ち上がろうとしている。大丈夫そう。

 

その脇を「頑張ってください!」と声をかけながら走り抜ける。

 

適切だったかどうかは今も分からないけど、
とっさにそんな言葉しかかけられなかった。

 

私だけではない、みんな限界に近いところで走っている。

 

緩い上り坂が終わり、ストレートの並木道を走る。

 

沿道から「サブスリーいけます!頑張ってください!」との声援。

 

反応する余裕はもう残されていないが 

サブスリーの重みが分かっているのであろう人からの声援に
私もあと少しでこの手につかみ取れる所まで来ていると胸が熱くなる。

 

後ろを走っているランナーは
その声援に対して「おおー!」と自らを鼓舞するかのような
周囲に響き渡る大声で返答していた。

 

少し驚いたけど、サブスリーを何が何でも達成するという
強い意志を感じ取れて私も熱くなった。

 

マラソンなんてたかが趣味だ。

 

サブスリーを達成したところで
何か大きな恩恵がある訳ではない。

 

でも意味があろうがなかろうが、
損得勘定抜きで自分の好きなものや
情熱を燃やせるものに心血を注いで、
限界に挑戦して、命を燃やす姿は尊い


普段死んだ魚のような眼をして過ごす私はそう思う。

 

もしサブスリーを達成できたら

少しは胸を張って生きていけるかもしれない。

 

競技場の入口を左折。

 

正面にフィニッシュゲートが見える。

 

時間はまだ余裕がある。

 

サブスリーを狙うと決めて1年半、
故障あけから半年、
ようやく。

 

痛みを騙し騙し走っていたら故障して、

完治したと思ったら再発して、

故障個所をかばったせいで別の箇所も故障しかけて、

1か月ランオフしてフォームの改善に着手したら

自分がどう走っていたかすらも分からなくなって、

いつ故障が再発するか怯えながら、

暗闇の中を手探りで前へ進んできて、

ようやく。

 

 最後の数キロはペースを抑えて走ったけど、
もう脚の心配をする必要はないだろう。

 

トラックに入ってからスピードを徐々に上げる。

 

フィニッシュゲートに徐々に近づいていく。

 

フィニッシュラインの向こうに念願のサブスリーが。

 

そしてフィニッシュラインを駆け抜けて、

左手で小さくガッツポーズをした。

 

ネットタイム 2:58:45

 

サブスリー達成!\(^o^)/

 

 

後ろを振り返り、コースに向かって一礼。

 

自然と笑みがこぼれた。

 

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↓ 5km毎のラップは公式のネットタイム

()内の1km毎のラップはガーミンによるもの。

 ※若干ズレがあります。

 

1-5km   21:53(4:47-4:20-4:14-4:13-4:09-)

6-10km    21:00(4:04-4:11-4:08-4:14-4:13-)

11-15km  21:03(4:13-4:16-4:08-4:11-4:08-)

16-20km  21:00(4:11-4:09-4:09-4:11-4:13-)

21-25km  21:09(4:16-4:11-4:13-4:12-4:13-)

26-30km   21:08 (4:10-4:11-4:17-4:08-4:08-)

31-35km   20:53(4:04-4:10-4:07-4:12-4:08-)

36-40km   21:04(4:15-4:02-4:15-4:21-4:25-)

41-  ゴール    (4:16-4:28-1:22)

 

つくばマラソンレースレポ⑤【総括】へ続く。

 

 

つくばマラソンレースレポ③【レース中盤】

腹を括った。

もう迷わない。

@4:13前後のペースを維持することだけを考えよう。

 

しばらく走り続けると工業団地を抜けて左折するところで、
左折して先行するランナー達が幾つかの大きな集団を形成していることが分かった。

 

時間的におそらくサブスリーペースで走っている集団と思われる。

 

まずは一番後ろの集団に付いていこうと少しずつ距離を詰める。

 

一番後ろの集団を風よけにしながらしばらく走っていると、
集団のペースが@4:13から少しずつこぼれてくる。

 

明らかにペースが落ちてくるのが分かると
パスして一つ前の集団との距離を少しずつ詰めていく。

 

前方の集団に追いついてしばらく走っていると、
また集団のペースが@4:13から少しずつこぼれてくる。

 

今度は2人のランナーがさらに前方の集団に追いつこうと飛び出した。

 

私も集団から抜けて、飛び出したランナー達と一緒に
前方の集団に追いつこうと少しずつ距離を詰める。

 

ああ、この集団を抜け出た人たちも
サブスリーに近い目標があるんだろうなと
勝手に仲間意識をもって嬉しくなった\(^o^)/

 

そして前方の集団に追いつく。

 

今度の集団は@4:13のペースからこぼれることなく、
集団を形成したまま走り続けることができた。

 

途中、17.5km地点の給水所より少し前で塩タブレット1錠とマグオン、
給水所で水を少し多めに補給。

 

そうこうしているうちにハーフを通過。

ネットタイムで1:29:36くらい。

想定タイムでは36秒借金。

最初の1kmの混雑がなければ\(^o^)/

一応サブスリーペースでは24秒の貯金だけど

後半の落ち込みを考えれば

あってないようなもの\(^o^)/シビレルゼ

 

沿道の方々の「頑張ってください!」という応援に交じって、
「この集団はサブスリーは難しいね・・・」と少し残念そうな声で
話している人の声も聞こえてしまう\(^o^)/

 

悪意が全くないことも分かっているし、

はたからみていれば私もそう思うだろうけど、
でも勝負は下駄をはくまで分からんよと

自分を鼓舞する意味でも強く思った\(^o^)/

 

そこから次第に集団がばらけてきたので、

ペースが落ちてきたランナーを次々にパスしながら淡々と走る。

 

基本体感に任せて走りつつ、時々ガーミンでペースを

確認するけど、比較的一定のペースで走れている。

 

2週間前に体験した、腕振り、骨盤の回転、脚の振出し、真下着地が
一連の流れで無駄なくできていて、かといって体に無理な負担はかからず、
それでいてスピードに乗れている、全てがかみ合ったかのような

私にとっての理想に近いフォームのおかげだろう\(^o^)/

 

bendertone0.hatenablog.com

 

その時のフォームを意識するようにしたら

今までペース感覚皆無マンだった私のぐだぐだとしたラップが、

比較的安定するようになった\(^o^)/

 

あとは理想に近いフォームを維持できるよう

体幹トレーニングにも真面目に取り組んできた成果も

でているかもしれない。

 

故障あけから色々理想のフォームを模索していたけど、

本当にぎりっぎりで 間に合った\(^o^)/

 

27.5kmの給水所付近で塩熱サプリとメイタンを摂取。

そして多めに給水。

 

その後メイタンに含まれるカフェインが少しずつ効いてきたのか、
ここにきて気付くと@4:13より速いペースになることもあり、
意識して少し抑え気味に走り続ける。

 

ちゃんとカフェイン抜きしてからのメイタンの使用は

レースでは今回が初めてだけど、プラシーボ効果もあるにせよ、

個人的にはかなり効いた\(^o^)/

 

でも、プラシーボ効果も確実にあったと思う。

なにせ私は単純な人間だから\(^o^)/

 

そして30km通過。

ネットタイムで2:07:13。

想定タイムが2:06:30。

想定タイムでは43秒の借金。

返す返すも最初の1kmの混雑(略 \(^o^)/

サブスリーペースで言えば、40秒くらいの貯金。

まだまだどちらに転ぶか分からない\(^o^)/ヒリヒリスルゼ

 

そして31kmあたりで左側から聞こえてくるロッキーのテーマ。

 

おお、まさかと思い、左の歩道に視線を移すと、

やはりロッキーおじさんがいた\(^o^)/

 

関東のレースではお馴染み、終盤の苦しいポイントでデカいスピーカーから
「ロッキーのテーマ」を大音量で流す通称「ロッキーおじさん」。

 

TBSのオールスター感謝祭の赤坂ミニマラソンで流れる

「Eye Of The Tiger」も良いですけど、
「ロッキーのテーマ」も問答無用でテンションが上がる名曲なので、
今まで数多くのランナーの力になってきたのだと思われます。

 

こちらが感謝を伝えるために手を上げると、
必ず軽く手を上げて応えてくれる律儀な方でもあります。

 

そんなロッキーおじさんですが、
病気のため今回を最後に引退されるかもしれないとのこと。(-_-;)

 

runnet.jp

 

そのことを事前に知っていたので、今までの感謝の意味を伝えるために
走りながらかぶっていた帽子を脱いで軽く会釈をすると、
今までと同じように軽く手を上げて応えてくれた\(^o^)/

 

ロッキーのテーマと最後になるかもしれないレースで
ロッキーおじさんに会えたことの相乗効果でテンションが上がる。

 

なにせ私は単純な人間だから\(^o^)/

 

しかしテンションが上がったのもつかの間、
今まで何の予兆もなかったのに、

突然、息苦しさを覚えた。

 

呼吸をしようとすると気道がざらつく感じ。

 

突然感じた息苦しさに軽く焦りつつも、

「ついに来たか」とどこか冷静な自分もいた。

 

そして左ふくらはぎには張りと重みを感じるようになってきた。

 

何より一番の問題は、

 

長期低迷を余儀なくされた故障箇所の右アキレス腱が、

少し前から時々うずくこと。

 

30kmを過ぎた。

 

本当のフルマラソンが始まる\(^o^)/

 

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つくばマラソンレースレポ④【レース終盤】に続く